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しょこたんの新曲は松田聖子の香り

しょこたんこと中川翔子7枚目の最新シングル、「綺麗ア・ラ・モード」を最初に聞いた時、「あれっ、これ松田聖子の曲かな? でもこんな曲あったっけ?」と思ってしまったが、それもその筈。この曲は作詞が松本隆、作曲が筒美京平というまさに日本の歌謡曲の黄金期を支えた黄金コンビによる楽曲提供をしょこたんが受けていたのである。しょこたんが松田聖子を神として崇拝していることはあまりにも有名な話だが、尊敬する松田聖子に当時詞を提供していたのがこの松本隆であり、まさにしょこたんたっての希望が叶って実現した企画である。

「綺麗ア・ラ・モード」は、まさに聞いた瞬間に松田聖子の当時のヒット曲にも似た見事なメロディーと歌詞が繰り広げられているが、シンプルでわかりやすい曲はパターンが80年代ヒット歌謡曲の定番とも言え、誰もが共感出来る馴染みやすい曲でほっとするのだ。特にサビの部分のメロディーは歌謡曲の王道と言える。

まずは作曲を手がけた筒美京平は代表曲として有名な楽曲は多いが、1970年代新御三家の郷ひろみ、野口五郎、西城秀樹などに多くの楽曲を提供し、近藤真彦の「スニーカーぶる~す」や松本伊代の「センチメンタルジャーニー」、尾崎喜世彦の「また逢う日まで」をはじめ、少年隊の「君だけに」、その他にも岩崎宏美、小泉今日子、中山美穂、稲垣潤一、TOKIOなどベテランからアイドルまで数知れない。まさに70年代、80年代の超ヒットメーカーである。全くの余談だが、僕の好きな岩崎宏美の曲、「想い出の木の下で」も筒美京平の曲である。意外なところでは、あの「サザエさん」のテーマソングも筒美京平の作曲だ。

一方、作詞の松本隆も作詞家では阿久悠に次いで多くのヒット曲を世に送り出しているのだ。特に有名なのはKinki Kidsの「ガラスの少年」、寺尾聰の「ルビーの指輪」、近藤真彦の「スニーカーぶる~す」、松田聖子の「瞳はダイアモンド」、「SWEET MEMORIES」、薬師丸ひろ子の「探偵物語」などであり、彼の作詞した曲を知らない人はいないくらい多くの作詞を手がけている。僕の印象はやはり松田聖子の多くのヒット曲を当時作詞していたこと。松田聖子のシングルで僕が最も好きな「瞳はダイヤモンド」も松本隆の曲なので印象に残っているが、この他にも「白いパラソル」、「風立ちぬ」、「渚のバルコニー」、「赤いスイートピー」、「小麦色のマーメイド」、「秘密の花園」、「野ばらのエチュード」、「天国のキッス」、「時間の国のアリス」、「Rock’n Rouge」、「ピンクのモーツアルト」、「ハートのイヤリング」、「瑠璃色の地球」、「Strawberry Time」など、全盛期の松田聖子の殆どのヒット曲は松本隆の手によるものと言っても過言では無いくらいで、松田聖子と言えば松本隆なのである。

「綺麗ア・ラ・モード」は、中川翔子のシングルとして当然楽しめるのだが、それよりも僕にとっては松田聖子の新曲を聞いているかのような新鮮さと懐かしさが最大の魅力である。

コメント一覧

わかめん
初コメです!

記念すべき初のカキコはやっぱ聖子好き(過去形ですが)としては
この話題からかな、と。

私もしょこたんのこの曲を聴いたとき、
うわっ、80年代のアイドル曲だ~と思いました!

しょこたんも個人的に応援しています~。
オタクだけど、かわいくて、清潔感が残ってるから
許せます~。

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