blue deco design lab

偽イタリアから、本物のイタリアへ?

先週はLAの後、ラスベガスに立ち寄った。CTIA Wireless 2008という、ワイヤレス/モバイル業界の展示会に参加する為だ。

ラスベガスはアメリカで展示会のメッカであり、特に1月のお正月明けに開催される世界最大のデジタル家電展示会であるCESは大変な賑わいを見せる。3月から4月に鰍ッてもメディア業界やモバイル業界など多くの展示会が開催されるハイシーズンである。昔ピーク時には展示会への参加などで年に4-5回ラスベガスを訪れていたこともあったが、今回のラスベガス訪問は2007年1月に訪れて以来約1年2ヶ月ぶりの訪問であった。しかし、この1年間でラスベガスは更に進化していたのには正直驚いた。ラスベガスのメインストリートである「The Strip」には既に多くの5000室超の世界最大級ホテル群が立ち並ぶエリアだが、新たに「The Palazzo」も完成し、更に「Alladin」というホテルも「The Planet Hollywood Hotel」に様変わりしており、高層で黄金に輝く「Trump Tower」なども完成していた。そして近くのホテルは更に増築が進んでおり、多くのコンドミニアムや新たなホテル建設計画もあり、米国の不況はどこへやらの建設ラッシュとなっていたのには本当に驚くばかりだ。

今回は「The Venetian」ホテルに宿泊。このホテルはホテル内を水上ゴンドラなどが走り、St Marks広場もあるベネチアをテーマにした一大イタリアンアミューズメント空間であり、客室数でもラスベガスでトップクラスの超大型ホテルである。以前1度だけ宿泊したことがあるので今回で2回目だが、客室もベッドルーム以外に小さなリビングもあるスイートタイプの部屋になっており、かなりゆったり&豪華な作りのホテルだ。ラスベガスのホテルで僕が最も好きなのは何と言ってもセンスの良い豪華さが秀逸な「The Bellagio」を始め、この「The Venetian」と新たに完成した「Palazzo」と、多くのイタリアをテーマにしたホテルが立ち並ぶ。ラスベガスはパリ、ニューヨーク、エジプト、ベネチア、ギリシャ、モンテカルロなど本当に世界の街並みが楽しめる「巨大異次元空間」で、豪華でエンタメ性満載の「偽者空間」で固められたアメリカならではの凄さを体感出来るのは、世界でもここだけであろう。

先週はラスベガスの後3日間シアトルに滞在し、日曜日に2週間ぶりの帰国。そして今週は月曜日の1日だけ東京で出社し、火曜日からまた出張に出発。今度は5日間の欧州出張である。成田からパリ経由でミラノに入り、水曜日はミラノで打合せし、その後アムステルダムに移動し、2日間の会議に参加する予定。ミラノは今年2月のマルセイユ、ミラノ出張以来なので割りと最近であるが、こんなに早くミラノに戻ってくるとは思わなかった。これで今年は1月インド、2月マルセイユ/ミラノ、3月アメリカ、そして4月ミラノ/アムステルダムと、月1で海外出張に出鰍ッている計算だ。

ミラノでは小さなホテルに宿泊。ラスベガスの豪華さとは全く異なるが、これはこれで結構居心地が良く気に入っている。イタリアのホテルはどこも割りのこじんまりしており、インテリアもすっきりとモダンイタリアンな雰囲気である。窓から見える町並みが、やはり歴史のある本当の「ヨーロッパ」を感じさせ、アメリカには無い魅力が満載である。
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