ランチで頻繁に訪れている僕の大好きな街、神保町。しかし、いつも割と同じお店でランチをとってしまうことが多い。そこで、まだ一度も食べたことが無いお店に行ってみようと、先日“スマトラカレー共栄堂”を訪れてみた。ちょうど神保町の中心にあるカレーのお店で、大正13年創業という歴史のある名店。カレー激戦区の中でも有名なお店だ。
お昼は混むので、少し早い11時過ぎに訪れてみた。メイン通りの入り口から地下に階段を下りて行くのだが、結構目立たないので、知らないと見落としてしまうような入り口なのがまたいいのだ。
早く訪れたのが功を奏して、すぐに座ることが出来た。僕は定番のポークカレーを注文してみた。黒いソースで所謂普通の黄色いカレーとは少し違う見た目。そしてなかなか独特な味わい。一瞬、特別美味しいという印象ではないのだが、食べていくと段々と深いコクと旨味が口の中に広がる。黒濃色のソースは小麦粉を一切使っていないらしい。20数種類の香辛料と、形がなくなるまで煮込まれた野菜と肉の旨味が凝縮されていることから産まれる、独特な味わいのカレーである。これは少しクセになる味だ。
また僕の神保町ランチシリーズに新たな先発投手がローテーションが加わった(笑)。