引退を発表した、松井秀喜の引退セレモニーが
東京ドームで開催されたのである。
松井の背番号にちなんで5月5日が選ばれた。
名門ジャイアンツを離れ、大リーグの名門
ヤンキースに入団という、まさに野球界の
サラブレッドであった松井。
そして、その松井が10年間の大リーグ生活を終え、
またジャイアンツに帰ってきたのだ。
これだけでもG党には感動的なのだが、
これに加えて、松井、そして長嶋の
国民栄誉賞授与式もあわせて49,000人のファンで
埋め尽くされた東京ドームで行われたのだ。
安部総理もなかなか粋な計らいをしたものだ。
松井の引退スピーチを聞き、
また松井がジャイアンツに戻ってきたんだ!
という思いが込み上げて、とても感動した。
昔からG党であった僕としても、
永遠のスーパーヒーロー長嶋、
そしてゴジラ松井の数々の思い出が蘇る。
引退スピーチを終えた松井を長嶋が迎え、
二人はオープンカーに乗ってグランドを1周。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/b3/f17761a343a30904252fb136ace9fe02.jpg)
そして、その後いよいよ国民栄誉賞授与式が
スタート。
長嶋さんが公に姿を見せるのは本当に
久しぶりだ。脳梗塞の後遺症はもちろんまだ
あるのだが、背筋も伸びて、
しっかりとした足取りでグランドに登場した
姿を見て、思わず鳥肌が立った。
そして長嶋は自分の言葉でしっかりとスピーチ。
短くはあったが、元気なその姿は
ファンに勇気と希望を与えた。
松井の発案で、長嶋、松井はお揃いスーツで登場。
紺のスーツに水玉のネクタイ。
これは長嶋が選んだ模様だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/a9/b9f6edaf70b89740d2a58659500d7cd2.jpg)
思い起こせば、ドラフトで松井を引いたのは
当時ジャイアンツの監督であった長嶋。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/d4/1c578c3ad010c586fd70e5b3e5a001d5.jpg)
それ以来、師弟関係にあるこの二人が同時に
国民栄誉賞を授与するとは本当に感無量である。
安部総理から黄金のバットが二人に贈られた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/94/e5bd80eaa1da30a438e07a5dbcb75042.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/4b/ca253cd07805247d6235b2674b2b888d.jpg)
松井の授与はまだ少し早いのではないか
との意見も多かった。でも、式の後の会見で長嶋も
語っていたが、松井には今後も野球一筋、
そして“野球道”を貫き、後身の指導に
当たって欲しいとの思いを語っていた。
今後の松井へ期待を込めた授与でもある。
そして極めつけに、松井、長嶋による始球式。
松井がピッチャーとしてジャイアンツ背番号
55を付けてグランドに登場。長嶋も背番号3の
ユニフォームを着てバッターとして登場。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/96/72862c12de3a1310f1d282dfc9a734ae.jpg)
キャッチャーに原監督、審判に安部総理という
何とも豪華なメンバーである。
松井のボールは内角高め。そして長嶋はこの
ボールを打ってやろうと、
片手で持ったバットをフルスウィング!
当たりはしなかったが、何とも感動的な
野球史に残る始球式であった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/3f/af9dd2c81848207f7eb09801c399230e.jpg)
今回の引退セレモニー、国民栄誉賞授与式、
そして始球式やその後の会見などを通じて、
長嶋と松井の野球に対する深い愛情や
思いを今回改めて聞くが出来、
G党、そして多くの国民にとって
忘れられない5月5日となった。