2008.2.1(金)
デーモン閣下の邦楽維新Collaborationと
煩悩のゴブレット@青山円形劇場
尺八奏者の三橋貴風氏がプロデュースする、デーモン閣下を主軸とした邦楽の啓蒙的ライブです。
今回のゲストは浪曲界の異端児、国本武春さんです。
私、浪曲のことも、国本さんのことも、知識ゼロ・・・。
だがしかし(駄菓子菓子ではない)、このような人のために邦楽維新Collaborationはあるのです。
構えることなく、感じるままに、という気持ちで、のほほんと行って参りました。
国本さんは、ロックやカントリーの元となったブルーグラスという音楽をやっていたそうで、三味線の弾き方も独特のようです。
黒船バンド(松崎さん/key、雷電さん/dr、石川さん/ba)との共演も全く違和感がありませんでした。
特に深い意味はないという、呪文のような歌詞の歌で客席とも掛け合いを繰り広げられました。
閣下が登場し、刃傷松の廊下の場面が展開され、『人間狩り』が演奏されます。
邦楽には変拍子が合うと思うのは私の気のせいでしょうか?
朗読のお題は『仮名手本忠臣蔵』より、お軽・勘平の巻。
今回は一部、二部とはっきり分かれていなくて、朗読の途中で休憩に入りました。
お題は怪談と決まっている訳ではないと思うのですが、閣下が読むと妙に怖いんですけど・・・。
閣下と国本さんの二人だけで登場人物を演じ分け、まさに邦楽ミュージカル!
このシリーズは音楽だけでなく、邦楽器やゲストに関してのトークもお楽しみの部分。
話し始めるといつ終わるかわからない三橋先生も、今日はちょっと影を潜めている様子……。
だから千秋楽に雪降ったのでは・・・?
最後の曲は『月下独酌』。
ジャニス・ジョプリン(だったかな?)の曲に李白に詞を付けてもらったとのこと。
閣下のソロアルバムに入っている曲です。
最近、特に歌っている閣下はやけにセクシーだと思うのは私だけでしょうか?
青山円形劇場はライブハウスに比べたら広いけど、ステージがかなり近いです。
ドキドキしました。
アンコールではお馴染みの、やる場所によってタイトルが変わる『Blue Mountain』。
みんな立ち上がって、手拍子打って、楽しく盛り上がりました。