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神戸市北区のプライベート・アロマテラピー&フェイシャルサロン『Bois de rose』

旅の話

2009-11-30 04:45:01 | 日記
一昨日行った美容院で、カットの最中美容師のお兄さんと旅の話で盛り上がりました。
何でも美容師さん、お休みの日は後輩とドライブに良く行かれるそうで、熊野古道に行った話とか奈良や鳥取まで行ったお話をとにかく楽しく聞かせてもらえました。

女の子同士の旅の話だと、結構買い物とか泊まった旅館の話や食べたものの話に終止する事が多いですが、美容師さんの話はむしろ道中の話で、しかも所謂『貧乏旅行』なのですが、これが妙に面白いのです。
苦労話に近いんですが、それでも何故か面白くてずっと笑っていました。

私も大学生の頃は趣味を同じくする友達と、とても雄々しい旅行を敢行していました。
深夜バスは当たり前、夜行列車もたびたび乗りました。青春18きっぷも何回もお世話になりました。
バスは結構眠れたのでまあ良しなんですが、夜行列車は寝台車で友人が転げ落ちそうになったり、JRの直角の席で腰が痛くなったりしたのを今でもよく覚えています。(^▽^;)
また、しまなみ海道をママチャリで疾走したり、青函フェリーのデッキで爆睡とか神島で意図しないトレッキングとか、優雅な旅とはほど遠いなかなかガチンコな旅を繰り広げて来ました。(そういや鈴鹿で野営ってのもあった……

こういう旅って確かに大変なんですが、いつまでたっても絶対に忘れません。
何かきっかけがあると腰の痛みまで思い出せます。
実際に旅行の最中は楽しいどころでは無かったりするんですが、今では得難い経験だったなーと楽しかったような気分で思い出せます。

『水曜どうでしょう』を観ていると、よくその当時の事を思い出します。
同じ列車を使っていたり、見覚えのある風景が出て来たりするし。
あの余裕の無さも妙に共感できたりします。
DVDのコメンタリーでよくミスターが
「今観ると羨ましい」
みたいな事を言っていますが、何となく分る気がします。

優雅で大人な旅はこれからでもお金とそこそこ時間があれば楽しめますが、体力勝負の貧乏旅はその当時の自分でしかできない、得難い貴重な経験だと断言できます。

でも今はさすがに鈍行で会津まで行ったりはようできません。行くだけで倒れてしまう。
今度は沖縄でブセナテラス泊まるぞ!