どうせ聴くなら日本人の、それも女性ボーカルが良いと言うことで、オレの知りうる限りのアーティストを挙げてみることにする。
＜EGO-WRAPPIN'＞☆☆☆☆☆
やはり国内でジプシージャズを強く感じさせるアーティストと言ったらまずEGO-WRAPPIN'が思い浮かぶ。かなりメジャーだと思っていたのだが、周りの人に聞くと意外に知らなかったりする。
ギターの森雅樹はジャンゴ・ラインハルトの影響を公言してはばからず、ジャンゴの代表曲Minor Swingを冠したレーベルを主宰するなどジプシージャズの影響は強い。
＜中山うり＞☆☆☆
アコーディオンを抱え、鼻にかかった声で歌うのが特徴。アコーディオンだけにミュゼット色が強いがジプシージャズとは言わばお隣さん。シンプルなバンド編成なので雰囲気があったりする。何気に曲が良い。
＜dorlis＞☆☆
ジプシージャズと言うよりは昭和歌謡寄りの女性シンガー。ギターのフレーズにミュゼット／マヌーシュ感を感じさせる。ピチカート・ファイブの野宮真貴や中田ヤスタカとコラボするなど身内受けは良い模様。
＜ジムノペディ＞☆☆
おそらくサティの同名曲から名前を取ったと思われるバンド。元ジュディマリのYUKIのような甘ったるい歌い方と、サブカル文系少女が好みそうな歌詞が特徴。ジプシージャズ度は低め。ちなみに既に解散している。
＜ジプシー・ヴァガボンズ＞☆
名前からも分かる通りジプシー度１２０％のジプシージャズ・バンド。Vo,Gt,Gt,WBの四人編成。女男男女というメンバー構成も魅力的。しかし録音が悪いのか？全体的に線が細いのが致命的。今後に期待。
と、まぁこんな感じか。今のところEGO-WRAPPIN'に並ぶ存在は無いと思われる。この他にも文中に出てきたピチカート・ファイブや椎名林檎などもスウィング・ジャズの影響を強く感じさせるが、全体的に見たらポップの人なので除外した。もちろん完成度で言えば上記に挙げたアーティストを遥かに凌駕する。
おそらくオレが知らないだけで、この他にもジプシージャズを感じさせるアーティストは多くいるだろう。これに飽き足らずさらに探索しなけりゃ駄目だって話（・∀・）
