日本は民主主義の国だろうか?

日ごろ感じる不条理を書き綴ります。

岸田首相の訪米

2024-04-13 05:01:22 | 政治
岸田首相が渡米している。「平和主義だった日本を軍事大国に変えて来た」が評価され、招待されたとか?
 
4月9日「経済秘密保護法案(重要経済安保情報法案)」が衆議院を通過した。岸田首相、内閣支持率は20%を切っているというのに、日本の針路の大転換を与党議席の安定多数をいいことに日本の軍事拡大化、専制国家化を平然と進めている。
 
2022年
10月;岸田内閣発足、
12月;敵基地攻撃能力を明記した「安保3文書(国家安全保障戦略、国家防衛戦略、防衛力整備計 
  画)」を閣議決定し戦後の「専守防衛政策」を大転換。かねてからの米国から要請されてい 
  た「GDP2%の軍事予算」を受けて、岸田首相は23年度から「防衛費・5年で43兆円」を指
  示。米国からの大量兵器購入の始まりです。
2023年
1月;ワシントンで外務防衛担当閣僚協議、防衛装備品の共同研究開発促進。 2月;米韓3ヵ国が 
  ハワイで経済安全保障に関する初会合。
    *「GX(グリーントランスフォーメーション)実現に向けた基本方針」閣議決定=原発の新増設や 
  再稼働で60年超の運転を可能に (日本の原子力発電機器は米国製でその維持管理は日本の大手
  電機メーカーはその下請け、原発廃止返上は米国の要望でもある)。
5月;米国防総省、軍事技術開発で日豪など同盟国と連携強化の方針。
6月;日米豪比4ヵ国の国防相会談初開催。オーストラリアで陸上自衛隊、米海兵隊、豪陸軍によ 
  る共同演習。 
8月;岸田首相とバイデン米大統領が会談、新型迎撃ミサイルの共同開発で合意。日米韓首脳が共 
  同、会見防衛協力の強化で一致。
10月;陸上自衛隊と米海兵隊、九州と沖縄の各地で離島防衛を想定した大規模演習。
2024年
 3月;「次期戦闘機・輸出解禁」を決定。国会の審議抜きで「平和国家」を変質させる重大な政策
  変更をすすめる。
 4月;自衛隊・海保が訓練などの使用 を全国16の空港と港を指定。
 
軍事産業育成は米国政府の重要施策。米国主導の日米の緊密化は軍事ばかりか経済の分野でも進められている。
 
医療・教育・福祉など国民の暮らしを支える予算を切り詰め、防衛費を倍増させ米国から多大な兵器を購入、さらに米国に代わってアジアの防衛体制を担うため我が国の軍事大国化をすすめる。米政府が岸田首相を「国賓待遇」で招待する所以と思われる。そして彼は国会開会中にもかかわらず喜んで出かけたわけです。
 
彼は今回の渡米で成果をあげ、支持率回復を目指しているとか。私には、国民を無き者にする「自己チュウ」な人物にしか思えませんが・・・・。
そして注意すべきは、見かけは柔和で強面には見えないことです。