アストロラーベ

2012年06月15日 | 日記
こんにちは。
三軒茶屋スタジオです。

スタジオからも近い、

キャロットタワーの下、世田谷線駅前の広場は、とっても素敵なんです!



広場中央にあるこの円盤は「アストロラーベ」というのだそうです。

普段はじっくり見ることのなかったこの円盤の上に立ってみました。

なんとも味わい深い!!



アストロラーベは、中世のヨーロッパ及びイスラム国でさかんに作られた天文器械です。多くは真鍮製で、目盛りや円・直線
などを描いた数枚の円盤と、照準器・定規などを組み合わせて互いに回転させ、表裏ともに天文学や占星術のさまざまな問題を考えるのに使われました。
ここに示されたものは、1570年頃のヨーロッパで作られたアストロラーベをもとにして、描かれています。外周部には時刻が目盛られ、その内側は下から順に、地平座標板・星座板・定規が重ねられたように示しています。
上にずれた多くの円が描かれているのが地平板で、一番外の円が地平線ですが、これらの円はこの場所の緯度に合わせて描きなおしてあります。唐草模様のような透かし彫りの板が星座板で、トゲの先がそれぞれの星の位置を示しますが、1996年での位置に変えてあります。
この面は一種の星座早見板で、1996年11月18日(本建物の落成日)午前0時のこの場所(北緯35度38分28秒、
統計139度40分22秒)での星座を表すよう、セットした状態になっています。




遊び心を持って街を歩くと、いつもと景色が変わって見えるものですね!