ヒューストンの競馬場サム・ヒューストンパークで働きはじめて2週間がたちました。
テキサスと言えども朝がたは冷え込みます。ももひきはいてます。華氏32度(摂氏0度)
まではいかないと思いますけど、40度くらいじゃないでしょうか?やっぱ冬は寒いです。
暑かったシドニーの日々が懐かしく思い出されます。
今日はいつも優しく接してくれるメキシコ人夫婦の話です。
サム・ヒューストンパークには授業員用のレストランがあって、朝5時から午後5時まで
営業しているんです。コーヒーから本格的なメキシコ料理まで振舞ってくれます。
経営しているのがメキシコ人の夫婦で、とても僕に優しくしてくれるご夫婦で、
本当に助けられています。
向こうもスペイン語がそこそこできるアジア人というのがめずらしんでしょう。
毎日オーダーした料理が出来上がるまで、奥さんとおしゃべりをします。
調理担当は旦那さんなのです。
Mi patoron es mas mejor que tu patoron
「あたしのpatoron(ボスの意味)はあんたんとこのパトロンよりはずっとましさね」
ってなことを今朝は言ってました・
「?Tu patoron? ?Quien?」
「El es mi patoron」
「あんたのボスってのは誰?」
「あれがそうよ」
といって旦那を指さす奥さん。
ニヤニヤしながらタコスをこしらえるおっさん。
本当にいい夫婦なんです。
僕は最近奥さんのオススメでケッサキージャというメキシコ料理にはまってます。
ケッサキージャは(スペルがわからないのですいません)本当に簡単な料理で、
多分クロマニヨン人でも作れるような料理です。
片栗粉を水でといてつくった皮にグリルしたチキンとチーズを挾んで終わり。
これはまさしく原始人でもつくれそうな料理なんですけど、チキンとチーズと
片栗粉の皮が一体にならなくては上手くない。しかもチキンは柔らかく、それでいて
皮はパリっとしなくちゃあ美味しくない。これはこれで原子的な料理だけれども
この一品料理を客に出せるレベルでつくるとなるとやっぱり素人ではむずかしい。
僕が奥さんのおしゃべりに付き合っているうちに旦那さんがつくってくれるわけだけども、
昨日気づいたんですけど、すごいボリュームだなとか思ってたら、どうも他のメキシコ人
のお客にだすよりもだいぶ多めに盛ってくれているようなんです。
ほんとにありがたいことです。
たっぷりのケッサキージャ一人前(大盛りで)4ドル25セントです。
安いよ。インフレど真ん中のオーストラリアなら確実に15ドルはいかれてるね。