ラマザンも残すところあと3日です。
今年は早く感じたなー。よく寝たからだろうか
一昨日、2004年に起きたスマトラ沖地震によるモルディブの津波に関する論文を読ませていただきました。
私がモルディブに来たのは2005年の12月。津波から丸1年後です。
モルディブが津波の被害にあった時は日本にいなかったし、インターネットの環境も良くなかったし、テレビはなかなか見れなかったし、、ということで津波のことは何も知らずにモルディブに来たのです。恥ずかしい。。
マーレは被害が少なかったせいもあり、マーレにいると津波のことはよくわかりませんでしたが、旅行会社のスタッフの話、リゾートで働いている人たちの話を聞いてその被害がすごかったことを徐々に知るのでした。
津波の時にとっさにビデオを撮影した友達から見せてもらった映像には、桟橋に魚が打ち上げられていたり、レストランのいすやテーブルが流されていたりとしていました。
また違うリゾートにいた方の話では、おさまってから自分の部屋に行ったけどドアも壁もなくなっていて、パスポートはもちろん荷物が流されていたそうです。
恐怖でしばらく眠れなかったと言っていました。
空港は閉鎖され、いつ再開するかわからない状態の中、お客様を安全に帰国させることに必死な旅行会社のスタッフ。また津波が襲ってくるんじゃないかという不安を抱えながらもつながらない電話を何度も何度も航空会社にかけ、チケットの手配をしたそうです。
そんな中、この突然のハプニングを楽しんでいる日本人ゲストもいたそう。。
きっと被害の少なかったリゾートにいたのでしょう。モルディブ全体がどうなっているのか、知らなかったからそんなこと言えたのでしょうね。
しかし、命が危険にさらされているわけですから、旅行会社のスタッフはゲストを叱り飛ばしたそうです。
自分だって日本に帰りたいのに。。怖くてたまらないのに。。
そして、先日の論文を読んで、改めて被害の大きさを知りました。
その方の研究・調査で、被害が最も大きかったのはモルディブの南の方の島々です。北の島々とは地形が違うんだそうです。
それによって津波をもろに受けてしまったというわけです。亡くなった人々も南の島々の人が大半を占めています。
子供も突然の津波に飲み込まれてしまったり。家の中にいた人も亡くなっています。3歳の子供が流されながらも必死に近くにあったグアバの木につかまって、よじ登って助かった、とか。
遺体が流れてきたのを目撃した時の気持ちは想像を絶することだったでしょう。
助かった人たちはお互いに助け合って、食いつないだそうです。
私はこの論文を読んで涙が止まりませんでした。
実はこれを読む前日に読んでいた小説が阪神淡路大震災のことから始まったストーリーだったのですが、震災直後の混乱に交じって泥棒をしたり、放火や婦女暴行などの被害がたくさんあったとありました。
なんだか、今日は暗い内容になってしまいましたが
私の知らなかったモルディブの話。でした。
今年は早く感じたなー。よく寝たからだろうか
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一昨日、2004年に起きたスマトラ沖地震によるモルディブの津波に関する論文を読ませていただきました。
私がモルディブに来たのは2005年の12月。津波から丸1年後です。
モルディブが津波の被害にあった時は日本にいなかったし、インターネットの環境も良くなかったし、テレビはなかなか見れなかったし、、ということで津波のことは何も知らずにモルディブに来たのです。恥ずかしい。。
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マーレは被害が少なかったせいもあり、マーレにいると津波のことはよくわかりませんでしたが、旅行会社のスタッフの話、リゾートで働いている人たちの話を聞いてその被害がすごかったことを徐々に知るのでした。
津波の時にとっさにビデオを撮影した友達から見せてもらった映像には、桟橋に魚が打ち上げられていたり、レストランのいすやテーブルが流されていたりとしていました。
また違うリゾートにいた方の話では、おさまってから自分の部屋に行ったけどドアも壁もなくなっていて、パスポートはもちろん荷物が流されていたそうです。
恐怖でしばらく眠れなかったと言っていました。
空港は閉鎖され、いつ再開するかわからない状態の中、お客様を安全に帰国させることに必死な旅行会社のスタッフ。また津波が襲ってくるんじゃないかという不安を抱えながらもつながらない電話を何度も何度も航空会社にかけ、チケットの手配をしたそうです。
そんな中、この突然のハプニングを楽しんでいる日本人ゲストもいたそう。。
きっと被害の少なかったリゾートにいたのでしょう。モルディブ全体がどうなっているのか、知らなかったからそんなこと言えたのでしょうね。
しかし、命が危険にさらされているわけですから、旅行会社のスタッフはゲストを叱り飛ばしたそうです。
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自分だって日本に帰りたいのに。。怖くてたまらないのに。。
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そして、先日の論文を読んで、改めて被害の大きさを知りました。
その方の研究・調査で、被害が最も大きかったのはモルディブの南の方の島々です。北の島々とは地形が違うんだそうです。
それによって津波をもろに受けてしまったというわけです。亡くなった人々も南の島々の人が大半を占めています。
子供も突然の津波に飲み込まれてしまったり。家の中にいた人も亡くなっています。3歳の子供が流されながらも必死に近くにあったグアバの木につかまって、よじ登って助かった、とか。
遺体が流れてきたのを目撃した時の気持ちは想像を絶することだったでしょう。
助かった人たちはお互いに助け合って、食いつないだそうです。
私はこの論文を読んで涙が止まりませんでした。
実はこれを読む前日に読んでいた小説が阪神淡路大震災のことから始まったストーリーだったのですが、震災直後の混乱に交じって泥棒をしたり、放火や婦女暴行などの被害がたくさんあったとありました。
なんだか、今日は暗い内容になってしまいましたが
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