その日の朝は厚い雲に覆われ、いまにも土砂降りの雨が降りそうな天気でした。
私は、ここ2~3日からおばさんの容態が日に日に悪化していることがわかっていたので、少しでも元気になれれば…と朝からおばさんに会い病院へ行きました。
おばさんの入院している病室へ行き、声をかけると、おばさんは弱弱しく手をあげました。
いまのおばさんには、声を出すほどの力も残っていません。首を縦にふるか、手を少しあげる動作以外はできないほど衰弱していました。
昨日までは目を開けることができたのですが、今朝は目すら開けることも困難な状況だったらしく、目をつむったまま私のほうへ首を向けました。
すると、おばさんは口をパクパクさせて何か言おうとしていたので耳を近づけてみると「仕事はいいのかい?」とかすかに聞こえてきました。おばさんは、根っからの仕事人間だったので、私のことを心配してくれたようです。まだ仕事の開始前なので病院へお見舞いへ来たことを説明すると、ホッとしたような表情を浮かべていました。
いまのおばさんは、片手に点滴をうち、お腹から老廃物(おしっこ)を出す管ともう1本何かの悪い物質を出す管の3本が身体についていました。
私は、いつも会う度におばさんに「痛みはないの?」と聞くと、首を横に振り、ただ「身体がだるい」としか言いませんでした。
本来末期の癌だともだえ苦しむほど痛みが全身をよぎると聞いていたので、おばさんは何ともないのか逆に気になりました。
おばさんの容態が昨日と比べて(目以外は)変わらなかったことを確認し少し雑談したあと(一方的に私が話をするのですが)、私は仕事へ行くことにしました。
その後おばさんの容態が急変したのは、私が仕事へ行ってから数時間後の出来事でした。。
(つづく)
私は、ここ2~3日からおばさんの容態が日に日に悪化していることがわかっていたので、少しでも元気になれれば…と朝からおばさんに会い病院へ行きました。
おばさんの入院している病室へ行き、声をかけると、おばさんは弱弱しく手をあげました。
いまのおばさんには、声を出すほどの力も残っていません。首を縦にふるか、手を少しあげる動作以外はできないほど衰弱していました。
昨日までは目を開けることができたのですが、今朝は目すら開けることも困難な状況だったらしく、目をつむったまま私のほうへ首を向けました。
すると、おばさんは口をパクパクさせて何か言おうとしていたので耳を近づけてみると「仕事はいいのかい?」とかすかに聞こえてきました。おばさんは、根っからの仕事人間だったので、私のことを心配してくれたようです。まだ仕事の開始前なので病院へお見舞いへ来たことを説明すると、ホッとしたような表情を浮かべていました。
いまのおばさんは、片手に点滴をうち、お腹から老廃物(おしっこ)を出す管ともう1本何かの悪い物質を出す管の3本が身体についていました。
私は、いつも会う度におばさんに「痛みはないの?」と聞くと、首を横に振り、ただ「身体がだるい」としか言いませんでした。
本来末期の癌だともだえ苦しむほど痛みが全身をよぎると聞いていたので、おばさんは何ともないのか逆に気になりました。
おばさんの容態が昨日と比べて(目以外は)変わらなかったことを確認し少し雑談したあと(一方的に私が話をするのですが)、私は仕事へ行くことにしました。
その後おばさんの容態が急変したのは、私が仕事へ行ってから数時間後の出来事でした。。
(つづく)
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