皆さんは、岐阜市にある「みんなの森ぎふメディアコスモス」をご存知でしょうか?
画像参照:https://g-mediacosmos.jp/cosmos/about.html
この施設は、地域と人々をつなぐ新しい形の公共施設であり、
美しいデザインと機能性を守った建築物です。
この「みんなの森ぎふメディアコスモス」を紹介し、その魅力を探っていきます。
「みんなの森ぎふメディアコスモス」とは?
「みんなの森ぎふメディアコスモス」は、2015年に岐阜市にオープンした複合文化施設で、
図書館、市民活動スペース、多目的ホールなどひとつの建物に集まり、地域の中心的存在です。
設計・デザインを担当したのは「せんだいメディアテーク」や「多摩美術大学図書館」を設計した、
日本を代表する建築家・伊東豊雄氏です。
「多摩美術大学図書館」画像参照:wikipedia
画像参照:https://www.kumagaigumi.co.jp/works/culture_sendaimediapark.html
彼のデザインは、常に「自然との共存」をテーマにしており、
ぎふメディアコスモスでもそれが強く反映されています。
この建物は、孤立文化施設ではなく、岐阜市の「知の広場」として市民に愛され利用されおり、
訪れる人々を大切に、ここは情報と交流の場であり、また地域のシンボル的な存在でもあります。
圧倒的される広々とした空間と光の演出
施設に足を踏み入れて、最初に目に飛び込んでくるのは、その開放感溢れる巨大なドーム状の天井です。
この天井はガラスと木材を巧みに組み合わせ、自然光をゆっくりとそのため、
室内にいながらも外の自然を感じられる、とても心地よい空間です。
天井から吊り下げられた「雲のような」オブジェも印象的で、
このオブジェは光を柔らかく反射させ、空間全体を落ち着いた雰囲気で包んでいます。
さらに、フロアは開放的でありながら、
利用者がそれぞれ自分のペースで滞在できるようにと配慮されており、
壁が少ないことで、自然な人の流れや交流が生まれ、建物全体を体感できます。
地域への貢献と社会的役割
この施設は美しい建築物であるだけでなく、地域社会にも大きな影響を与えています。
地域住民が集まり、知識を共有し、文化活動を楽しむ場所として特に、
開放的なデザインと豊かな自然環境が調和することにより、
訪れる人々にとって心地よいくつろぎの場として大切にされています。
また、この建物は岐阜市のランドマークとなっており、
地域の魅力を高め、観光客の誘致にも貢献しており、大切な役割を伝えています。
実際に私が訪れた際、地域住民の憩いの場として交流が生まれており、
図書館だけの役割だけではなく地域活性化の一役買っていました。
持続可能な建築を目指して
「みんなの森ぎふメディアコスモス」は、環境に配慮した持続可能な建築としても注目されています。
伊東豊雄氏の設計は、エネルギー効率を高めることを重視しており、
この建物では自然光の利用や自然通風を最大限に活用する工夫が実施されています。
実際に、館内ではわずかながら空調ではなくなんと自然に流れる風を感じることができます!
また、空調も環境に配慮されており、
敷地内にある深さ30ⅿある2本の井戸から汲み上げて床輻射冷暖房の熱源として使い、
その後外の広場にあるせせらぎへ放流され、最終的には樹木の給水として地中に帰っていきます。
画像参照:https://g-mediacosmos.jp/cosmos/about/character.html
未来を見据えた建築として、次世代に渡るまで長く愛され続ける施設になりますね。
最後に
「みんなの森ぎふメディアコスモス」は、建築美と機能性を抑え、
地域文化と自然を融合させた魅力的な施設で、
市民の集いの場でありながら、屋内の建築ファンにも高く評価されるデザインが特徴的です。
岐阜を訪れた際には、ぜひこの施設を訪れてみてはいかがでしょうか?
緑と光が調和する空間で、きっと時間を忘れて過ごす特別な体験ができます。
☆施設詳細☆
施設名 :みんなの森ぎふメディアコスモス
住所 :〒500-8076 岐阜市司町40-5
代表電話:058-265-4101
営業時間:9:00〜21:00
HP :https://g-mediacosmos.jp/
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます