探鳥会に参加すると、「野鳥の会に入って40年で…」とかおっしゃるベテランさんがごろごろいて、毎回いろいろ勉強させてもらってるんだけど、その中にシギ・チドリの仲間たちにものすごーーーーく詳しい(それ以外の鳥ももちろん詳しいんだけど)方がいる。その方が主催している鳥見の会で渡り途中のシギチを見に行くとのことで、便乗させていただいた。
広い田園地帯のポイントをチェックしていくとのことで、数台の車に分乗して移動。私は地元で長年鳥を見ているお二人とご一緒させていただき、移動途中もこのあたりの鳥や探鳥地についてお話を聞くことができた。
なんたって相手は鳥なので、「昨日はここにいたんだけど…」というポイントが続いたものの、ようやくとあるポイントで「あそこにチュウシャクシギがいますよ!」と。
田んぼの畦を見ると、いたいた!
数羽で歩きながらエサを探している様子。
海ではカニを食べてたけど田んぼでは何を食べるのかと思ったら、ザリガニですって。
すぐ近くにムナグロもいた。2年くらい前に一度だけ見たことがあるけど、それ以来。
農道をちょこちょこ歩いている。
よく見るとキョウジョシギも入っていた。写ってないけどキアシシギも見ることができたよ。
飛び立ったこの個体を含む5羽で飛び去ったんだけど、スピードが速い!!
この速さも渡り鳥の特徴とのこと。そうよね、ちんたら飛んでたんじゃオーストラリア〜シベリアなんて渡れないわよね。
英名のTurnstoneがあらわすように、しっかりした脚とクチバシで石をひっくり返すんだそう。
ここでは土をせっせと掘り返してエサを探していた。
少し離れた田んぼにムナグロが10羽以上おりていた。
冬羽と夏羽の個体が入り混じっている。全然色が変わっちゃうんだもの、覚えられないなー、とぼやいていたら、体型で覚えるといいとアドバイスをいただく。む、むずかしい、けどがんばります!
この個体はお疲れ気味なのか、このあと座り込んでしまった。
そもそも日本には休むために立ち寄っているんだものね。ゆっくり休んで栄養補給して、繁殖地まで無事にたどり着くんだよ。
市内にあるコジュリンが見られる場所へも立ち寄る。どこにでもいる鳥ではないのでうれしい。
さっそく見やすいところに登場してくれた。頭がしっかり黒くなっている。
ホオジロに似ているさえずりなんだけど、逆風かつ強風だったので、クチバシが動いているところは見えるんだけど声は聞こえなかった。
集合場所に戻って鳥合わせ。
これは一人で来たって絶対にポイントがわからないし、識別もできなかったと思う。
参加させてもらってよかったな。
●この日見た/声を聞いた鳥 ※鳥合わせの結果含む。自分で見聞きしていないものは★
- カルガモ
- キジ
- カワラバト
- ムナグロ
- コチドリ(声)
- チュウシャクシギ
- キアシシギ
- キョウジョシギ
- カワウ
- ダイサギ
- アオサギ
- トビ
- チョウゲンボウ
- ハシボソガラス
- ヒバリ
- セッカ
- オオヨシキリ(声)
- ツバメ
- ヒヨドリ
- ウグイス(声)
- ムクドリ
- スズメ
- ハクセキレイ★
- ホオジロ(声)
- コジュリン