ミソサザイ、カワガラス、アオジのさえずり響く春の戦場ヶ原

季節が進んでいろは坂もノーマルタイヤで上まで行けるようになったらしい、駐車場は有料化されたけど。
という話を聞き、いてもたってもいられず戦場ヶ原へ。
いつも車を停める赤沼駐車場が500円/日になったそうなんだけど、払いますとも。

7時に着くつもりで家を出たけれど、すっかり日の出は早くなっている。
あと1時間早く出てもよかったな。これから夏に向かうんだから次はそうしよう。

赤沼駐車場ではさっそくモズが出迎えてくれた。
なんだか菅生沼で見る個体より体格がいい気がする。

遊歩道に入ってすぐに、ヒガラ。なんだかやんちゃそう。

2月のバードウォッチング教室と同じルートをまず歩いてみようと、赤沼分岐を竜頭の滝方向へ進もうとすると、ミソサザイのさえずりが！ああ、これが聞きたかったんだよ。
しかも1カ所ではなく4カ所から聞こえてくる。
一番近い声を追っていくと、いたいた。

川の流れに沿って歩くと、コガモ、マガモ、ホシハジロと、2月にも見たカモの仲間たちがいる。
すると、別の種類のカモがちょこんと座っている。あれ、オシドリのメスだ。
派手派手のオスにくらべて上品だこと。

まあオスはオスで、どうしてこういう造形になったんだろうって思う「おもちゃ感」があるんだけどね。

スズメみたいな声がするなあ、と思ったら、ニュウナイスズメがいた。
なんだか不機嫌そうなメス。朝からすみませんね。

さらに不機嫌そうなオス（笑）ほんとごめん。

水面近くをまっすぐに飛ぶ鳥。あの声は2月に縄張り争いをしていたカワガラスだ！
とまってまもなくさえずり始めた。映像はピンボケだけど、声をどうぞ。

ひとしきりさえずって飛んだ場所は、上からよく見える場所。
撮影はできたけど今度は鳴かない（笑）

赤沼分岐まで戻り、今度は湯滝方面へ。

この日はほんとにアカゲラが多くて、最初から最後まで何度も見た。
2羽で追いかけっこしているパターンが多かったんだけど、オス同士がケンカしているのか、ペアを作ろうとしているのか。

あと、アオジのさえずりもずっと聞こえていた。
地元で聞くのもいいけど、やっぱり繁殖地でのさえずりは本気度が違う気がする（笑）

さえずってのどが渇くのか、水辺にいるのを何度も見た。

ノビタキやホオアカが来てないかな、と思ったら、ちゃんといてくれたノビタキ。
本当に遠くて、でもノビタキってわかったからよしとする。

アカゲラより少なかったコゲラ。

泉門池を通って北戦場へ。途中の川でもミソサザイが鳴いていたけれど、すぐ近くに聞こえるのに結局見つからず。
そういえば去年の4月のバードウォッチング教室で来たときも、同じ場所でミソサザイが鳴いたけど見つけられなかったんだった。

泉門池でお昼休憩。カモが20羽くらいいてマガモかと思ったら、全部ヒドリガモだった。

赤沼へ戻る途中、キクイタダキが顔を見せてくれた。ちっちゃい！

エナガの小さな群れに何度か会って、最後に見たのはなんだか地面近くでおかしなことになってた。
見やすくていいんだけどね。地面あたりに虫でもいたのかもしれない。

駐車場には14時近くに戻ってきたんだけど、その時間から立派なカメラ+レンズを持って戦場ヶ原に向かう人たちを見かけたんだけど、普通に考えたら一番鳥が出ない時間だと思うんだけどな。ま、いろいろご都合があるんでしょう。
X（旧Twitter）で「鳥の噂を撮りに来る人たち」と書かれているポストを見て、膝を打ったばかりだったので。

わからない鳴き声もいくつかあって、ちょっと消化不良。
またバードウォッチング教室あるといいんだけどな。

●この日見た/声を聞いた鳥　