朝5時出発。富士山が見える。
雨が降らなくてよかった。
早朝にさえずる小鳥たちをねらって、ポイントに向かう。
木のてっぺんにキセキレイ。
木のてっぺんにキセキレイ。
バスから降りるとコルリやキビタキの声はするんだけど、なかなか姿が見えそうな距離にいない。
これが夏鳥観察の難しさよね…。
短期決戦なので、1つのポイントにどのくらいで見切りをつけるか、ガイドさんも本当に大変だと思う。
3カ所目のポイントで最初にコルリの姿を見つけたのは、なんと運転手さん!!
もちろんご自身のお仕事最優先ではあるんだけど、大丈夫そうなときは双眼鏡を持って同行していた。
ガイドさんが「なんだよ、俺いらないじゃん!」と冗談を言いつつも素早くスコープに入れてくれて、さっそく観察。
わー、やっぱりコルリはきれいだな。
これが夏鳥観察の難しさよね…。
短期決戦なので、1つのポイントにどのくらいで見切りをつけるか、ガイドさんも本当に大変だと思う。
3カ所目のポイントで最初にコルリの姿を見つけたのは、なんと運転手さん!!
もちろんご自身のお仕事最優先ではあるんだけど、大丈夫そうなときは双眼鏡を持って同行していた。
ガイドさんが「なんだよ、俺いらないじゃん!」と冗談を言いつつも素早くスコープに入れてくれて、さっそく観察。
わー、やっぱりコルリはきれいだな。
観察した個体のうち1羽はずーっと同じところでさえずっていて、写真組のみなさんもかなり撮れたようだった。
さえずりとさえずりの間、「すんっ!」となっているところ。
森の小鳥たちを一通り見終えて、道の駅で朝ごはんを食べて、富士山五合目の奥庭荘に向かう。
天気予報ではだんだん雨になりそう、というのはわかっていたんだけど、屋根がある座敷から小さな水場を見るスタイルだし、ここ数日雨が降っていなかったので、小鳥たちは来るでしょう、という予測。
天気予報ではだんだん雨になりそう、というのはわかっていたんだけど、屋根がある座敷から小さな水場を見るスタイルだし、ここ数日雨が降っていなかったので、小鳥たちは来るでしょう、という予測。
が、駐車場でバスを降りると小雨交じりの強風が吹き始めた。
なんとか奥庭荘の中に入ると、強風→暴風と言ったほうがいいレベルの風に。
お店のご主人は水場に水を入れてくれたけど、とても小鳥が飛んでこられるような状況ではない。
なんとか奥庭荘の中に入ると、強風→暴風と言ったほうがいいレベルの風に。
お店のご主人は水場に水を入れてくれたけど、とても小鳥が飛んでこられるような状況ではない。
さすが標高2,500m。先日奥日光から金精峠に行ったときにも思ったけど、山の天気は本当に油断ならない。
予定ではここでお昼も食べて、じっくり観察したり撮影をして帰路に着くはずだったんだけど、ガイドさんの「粘っても無理」という判断で10時にはまた店を出て山を下りることになった。
しかも下りで急にバスが停車。登りのときに工事もしてたから交互通行かな? と思ったけど全然動かない。観光バスがみるみる後ろに連なっていく。
さすがにおかしいな、とざわつき始めたタイミングで、おそらく前のほうでとまった観光バスのガイドさんが「倒木です!」と知らせに来てくれた。
うわー、もしも車に倒れていたら大変だったよね、こわいね、残念だけど引き返すことにしてよかったね、と話す。
さすがにおかしいな、とざわつき始めたタイミングで、おそらく前のほうでとまった観光バスのガイドさんが「倒木です!」と知らせに来てくれた。
うわー、もしも車に倒れていたら大変だったよね、こわいね、残念だけど引き返すことにしてよかったね、と話す。
もしかしたら1時間くらい動かないかも、という話だったので、「鳥の声でも聞きますか」と運転手さんがエンジンを切ってドアを開ける(窓は開かない車両なので)。
すると、ミソサザイ、オオルリ、コルリ、キビタキの声がするじゃないの。え、降りる? 降りちゃう??
すると、ミソサザイ、オオルリ、コルリ、キビタキの声がするじゃないの。え、降りる? 降りちゃう??
ガイドさんが降りたので、私ともう一人が一緒に降りて、ちょっとだけ周囲を観察。
鳥はどこにでもいてくれるのでいいね。
倒木をチェーンソーで切る音が聞こえ、上のほうからブルドーザーがすごいスピードでくだってきて、結局30分もかからないうちに通行可能になった。工事のみなさんありがとう。
もう一度早朝に巡ったポイントを回る。
こんなときも裏切らないホオジロ。
こんなときも裏切らないホオジロ。
めずらしくセンダイムシクイがものすごく見やすいところにとまって、ずーっとさえずっていた。
菅生沼にも目立ちたがり屋のウグイスがいるんだけど、そういう性格の個体はいるんだな。
エナガの結構大きめな群れに囲まれる。
この時期だから親子かも。エナガ団子になるほど小さい時期ではないけど、かわいい様子がたくさん見られた。
最後に立ち寄った公園では、コサメビタキも見られた。
バスに乗る前、アカゲラがあけた巣穴を再利用するシジュウカラを発見。
たまたまエサをくわえて巣穴に入る様子を見たので、ガイドさんと距離を取ってそっと出待ち。
バスに乗る前、アカゲラがあけた巣穴を再利用するシジュウカラを発見。
たまたまエサをくわえて巣穴に入る様子を見たので、ガイドさんと距離を取ってそっと出待ち。
鳥は写ってないですよ(笑)
親鳥がヒナの排泄物をくわえて出て行く(んですよ、シジュウカラは)ところまで見て終了となりました。
親鳥がヒナの排泄物をくわえて出て行く(んですよ、シジュウカラは)ところまで見て終了となりました。
奥庭荘でこの時期には平地で見られないルリビタキやキクイタダキ、ウソやホシガラスなんかを期待していたのでちょっと残念ではあったけど、自然相手なので仕方のないこと。何より安全第一だもの。
撮影目的の男性陣たちの落ち込みようは気の毒なほどだったけど、きっとまた幸運なこともあるでしょう。
撮影目的の男性陣たちの落ち込みようは気の毒なほどだったけど、きっとまた幸運なこともあるでしょう。
中央道の渋滞もなく、順調に帰宅。
楽しい鳥見旅でした。
楽しい鳥見旅でした。
●この日見た/声を聞いた鳥
- キジ
- キジバト
- ホトトギス(声)
- カッコウ
- トビ
- コゲラ
- アカゲラ
- サンショウクイ(声)
- カケス
- ハシブトガラス
- コガラ
- ヒガラ
- シジュウカラ
- ツバメ
- ヒヨドリ
- ウグイス
- ヤブサメ(声)
- エナガ
- センダイムシクイ
- メジロ
- ミソサザイ(声)
- クロツグミ(声)
- アカハラ(声)
- コルリ
- コサメビタキ
- キビタキ
- オオルリ(声)
- スズメ
- キセキレイ
- ハクセキレイ
- ビンズイ
- カワラヒワ
- ホオジロ