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今までは、素朴で愛らしい獅子頭が好みだったのですが、これは真逆。
この彫刻的な面白さにはまりました。
古格と凄みを感じます。
あごと全体の肉どりが角張っているのは、室町時代の特徴です。
室町後半から桃山にかけて、あごは角張ったままで、頭部が高くなり、鼻からあごの前方部が締まっていきます。(田邊三郎助さんの研究を参考)
残念なことに、下あごは江戸時代の後補です。
江戸に入ると舌が下あごの上に削りだされるようになります。
(高さ15,5センチ、幅17,8センチ、長さ19,5センチ)
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