お気に入り いろいろ

古いもの、新しいもの、気ままに…

中村不折の油絵

2023-04-09 11:07:17 | 古いもの




不折(1866-1943)は書家であり、洋画家でもあり、
漱石や鴎外とも交流があって、多才に個性的に生きた人。
この絵は、1920~30年代の小さな港町風景です。
屋根の上で寝そべる猫ちゃんがいいですね。
この頃の作は中国神話にもとづく歴史画が多く、風景画は意外なほど残っていません。
キャバレー王だった福富太郎さんが夢中になった洋画家の一人で、
「不折の油絵をなるべく逃がさず入手」したと書いています。
裏には墨による不折のサインがあります。

 (板に油絵30×40,5センチ、額43×51センチ)
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鎌倉時代の常滑壷

2023-04-04 10:17:30 | 古いもの


 

渋くて、品のある壷です。
低温でじっくり焼かれた灰褐色の土味です。常滑のテカテカ感がないのがいいですね。
肩には自然釉がかかり、沈線が一本まわしてあります。
不識壷に先行する、鎌倉時代の壷に見えます。
口縁に、小さなカケが2カ所あるだけで、よい保存状態です。
保存箱が付きます。

 (口径約12センチ、高さ約16,5センチ、底径約11,5センチ)
  価格はお問い合わせください。
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明治30年代の東京風景

2023-04-02 11:59:50 | 古いもの
(表面)

(裏面)

作者は、明治~大正を代表する水彩画家・三宅克己(みやけこっき 1874-1954)。
明治30年代、まだ江戸時代の名残のある東京風景です。
歳のせいか、失われてしまったものに心惹かれます。
紙の両面に絵が描かれているので、時々入れ替えて楽しめます。
表面は「水辺の風景」、裏面は「水路傍の小屋」。

 (水彩画 表面13,5×19センチ、裏面16×19,5センチ、額37×41,5センチ)
  価格はお問い合わせください
  
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