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深田久弥も認識していた「金ヶ岳・茅ヶ岳」
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山梨県韮崎で「瑞牆山・金峰山」方面へ目を向けると、堂々としたツインピークの山が観える!手前が「茅ヶ岳」そして奥が「金ヶ岳」。その奥の曲岳登山口付近からの上級レアルートが「観音峠ルート」です。
「茅ヶ岳」の登山ルートは、山頂手前の南斜面を登る「深田記念公園」からのアクセスが一般的。尾根続きの「金ヶ岳」は、健脚か縦走者でないとアップダウンがあり、茅ヶ岳より人気は少ない。しかしツインピークの最高峰は金ヶ岳であり、やはり合わせて登りたいもの。
茅ヶ岳は日本百名山の著者「深田久弥」が登山中に息を引き取った山でも有名。山中には終焉の碑も残されているほど。
レアなルートには訳がある
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観音峠ルートへは、曲岳登山口駐車場からスタート。公共交通機関はなくマイカーやタクシーでアクセスするのが一般的。とはいえ、夏季はJR韮崎駅より深田記念公園へバスが出るので、殊更マイナーなイメージ!
曲岳登山口駐車場には車が4台ほどのスペースがあり、トイレもありません。
観音峠ルートがマイナーな訳は、このアクセスの悪さに加え、北斜面で滑りやすく峻険なルートだから。登山口には初心者や高齢者は控えるように、乃表示もあります。
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金ヶ岳と茅ヶ岳の稜線のコル「観音峠分岐」までは、なかなか厳しい岩場を登っていきます。ところどころ樹林が切れると展望があり、富士山も垣間見えますが、気を付けていきましょう。要所には鎖も設置され、赤ペンキなどで注意喚起もされています。
船首岩を過ぎれば分岐も近い![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/21/628a84f2da72a9f7f7d048b2853ea45d.jpg)
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ロープが垂らされ、大きな岩に阻まれる場面があります。ここが船首岩といわれるところですが、登り側には特に表示はなく、登った後で知ることになります。
岩場のスキルがあれば特に問題はありませんが、三点支持をしっかりと守っていきましょう。
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船首岩を過ぎると軽いアップダウンをクリアし、観音峠分岐を目指します。
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鎖でできたラダーも出てきます。にしても全体的にハードな登りが続きます。
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観音峠まであと少し
観音峠分岐から金ヶ岳と茅ヶ岳へ進路を決める
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観音峠分岐は広場になっていて、金ヶ岳と茅ヶ岳への分岐になっています。ここで山頂稜線に上がりきったので、あとは各々のピークまでのアップダウンを経てになります。
まずは最高峰の金ヶ岳へ
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観音峠分岐を右に進路を取って、まずは金ヶ岳へ!途中金ヶ岳南峰を経由します。南アルプスや富士山が眺められます。
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アップダウンを繰り返します。
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金ヶ岳山頂に到着。富士山が素晴らしい!手前のピークは次ぐに行く茅ヶ岳です。
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観音峠まで戻って茅ヶ岳を目指す。
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観音峠に戻り今度は茅ヶ岳へ進路を取ります。
するとしばらくアップダウンがあり、茅ヶ岳名物の「石門」にたどり着きます。この辺りはザレているので注意!幾度のアップダウンを経ていきます。
茅ヶ岳はいつも人が絶えない人気の山
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茅ヶ岳はいつもにぎわっている人気の山!深田子記念公園側から登ると、ここまでで折り返す方が大多数いるので、金ヶ岳との印象は正反対です。
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茅ヶ岳では金峰山・瑞牆山など奥秩父の山々が眺められます。もちろん富士山も!
茅ヶ岳から観音峠分岐に戻るルートは南斜面で、季節によってはかなり暑い!熱中症に気を付けるのがいいでしょう。観音峠分岐まで戻れば後は来た道を戻りますが、北斜面の下りは滑りやすいので注意します。
レアながら、手ごたえのあるルート「観音峠」
観音峠ルートは人気もなく、登りにくいルートですが、それなりに達成感がかなりあります。ツインピークから眺める360°のパノラマは素晴らしく、一度訪ねてみても損はないでしょう。
金ヶ岳・茅ヶ岳の基本情報
住所:山梨県甲斐市上芦沢(登山口)
電話:0551-22-1991 (韮崎市観光協会)
アクセス:JR中央線韮崎駅よりタクシーおよびレンタカーで45分
2021年8月現在の情報です。詳細はお問い合わせください。