だんだん近づきながら撮ってみました。
合歓の木と栴檀の木に実がなっていました。
マメのような、合歓の木の実。
丸くて黄色い栴檀の実。
きょうの潮流(きょう付け)
ロシア語で黒い土を意味するチェルノーゼム。養分が豊富で作物の栽培にとても適しています。世界の小麦の多
くはここからとられ、農業大国ウクライナの土壌も6割ほどが黒土です。
▼土の皇帝とも呼ばれたチェルノーゼムは他国の垂涎(すいぜん)の的になってきました。第2次大戦で東欧に侵
攻したヒトラーのドイツが、ウクライナの肥沃(ひよく)な土を貨車で運び出そうとしたという逸話も残るほど。
▼90年前、その豊かな大地が慟哭(どうこく)の大地と化しました。飢餓がひろがり、人びとは木の皮や葉、ネ
ズミや人の肉まで食べたといわれます。全員が死に絶えた村、子どもを含めた死体が延々と横たわっていたとの証
言もあります。
▼ウクライナでは数百万人が亡くなったとされるこの時の大飢饉(ききん)をホロドモール「飢えによる虐殺」と
呼んでいます。当時、農家を強制的に集団農場に組み入れ、徹底して食糧を徴発したソ連スターリン政権が人為的
に引き起こしたジェノサイド(集団虐殺)だったとして。
▼いままたロシアによる侵略をホロドモールと重ね合わせています。ミサイルが大地に降ってくる日常。インフラ
施設への攻撃は冬の寒さが増す生活をさらに困難にさせています。駐日大使は「モスクワの集団がウクライナを消
そうとするのは初めてではない」と。
▼ウクライナでは毎年11月の第4土曜日をホロドモールの犠牲者を追悼する日としています。今年はロシアに対
する抗戦の士気がいっそう高まるなかで迎えました。侵攻から9カ月。連帯する国際世論とともに。
きょうの潮流(27日付け)
「学童保育は単なる居場所ではなく、大切な生活の場なんです」―。オンラインで開催された第57回全国学童
保育研究集会での、切実な訴えです。
▼来年4月「こども家庭庁」が創設され、学童保育は「成育部門」の「居場所」という位置づけになります。「ス
ペースを確保すればいい」ではなく、子どもの権利を守り、豊かな放課後を実現したい。そのための取り組みがま
すます大切になります。
▼新型コロナで一斉休校になった時も、学童保育は「原則開所」を求められました。手探りで感染拡大防止に力を
注ぎながら、のびのびと過ごせる場を提供してきました。しかし、施設や設備など、「毎日の生活の場」としては
不十分なところが多くあるのが実態です。
▼全国学童保育連絡協議会は先日、今年5月1日現在の実施状況調査結果を発表しました。民間企業が運営するも
のが大幅に増えました。利潤を追求すれば人件費を抑えるしかありません。今でさえ仕事量に見合わない処遇を改
善したり、専門性を高めたりすることにはつながらない、と指摘します。
▼「『子どもの気持ちに気づく』。これが難問なんです」。分科会でこう語ったのは、東京都立大学准教授の杉田
真衣さん。「何かあるだろうな」と想像し、それまでの子どもの人生に敬意をもつ。それが「何かあったらこの人
に言おうかな」ということになるだろうと。
▼こんな安心の空間を、おとなの責任でつくりたい。「ただいま!」と学童保育に帰ってくる、子どもの顔を思い
浮かべながら。
(しんぶん赤旗より)
娘と息子が卒業した小学校が解体されています。
隣の小学校と中学校と統合して、小中一貫校が
建てられる予定です。
中学校の跡地をどう利用するかが今後の課題です。
学童や保育所が狭い所にあるので、ここに移せたら
いいのになぁと思っています。 そこに、高齢者の
施設もいっしょに作って憩いの場にして欲しいです。