今日は『資本論』を読まず山川の『詳説世界史』をめくっていた。その中のマルクスが出てくる一節。
「ドイツ生まれのマルクスは友人エンゲルスと協力して、資本主義体制の没落は歴史の必然であるとする経済学説を展開し、労働者階級の政権獲得と、国際的団結による社会主義社会の実現を説いて、以後の社会主義運動に大きな影響を与えた。その思想は、1848年に発表された『共産党宣言』に要約されている。」(p.223)
「資本主義体制の没落は歴史の必然である」は唯物史観だと思うが、これが経済学説に含まれる、というのはひっかかるんだよね。マルクス主義ならわかるんだけどね。