早朝から『資本論』を中心に関連した本も読んでいると、目も頭も疲れてくる。とくに第2巻や第3巻は容易には理解できないところが多く、1時間以上続けていると気分転換が必要になる。
そんなときに目をやるのが、カレンダーの美女。米国のSports Illustratedのノート型で、1週1ページの見開き。モデルは白人女性だけでなくアフリカンもアジア系もいる。疲れるたびに水着の美女を見て活力を得る。
早朝から『資本論』を中心に関連した本も読んでいると、目も頭も疲れてくる。とくに第2巻や第3巻は容易には理解できないところが多く、1時間以上続けていると気分転換が必要になる。
そんなときに目をやるのが、カレンダーの美女。米国のSports Illustratedのノート型で、1週1ページの見開き。モデルは白人女性だけでなくアフリカンもアジア系もいる。疲れるたびに水着の美女を見て活力を得る。
今日は外出時間が短かったため、宇野弘蔵の『資本論に学ぶ』をもって出た。この本は原論など他の著作と違って苦しまずに読めて、しかも宇野の資本論に対する姿勢が伝わってくる良書。
「学ぶべきことを学ぶというのは、疑問になる点をだまっているということではない。むしろ疑問になる点を明らかにするということが、ほんとうに学ぶということなのです」(p.68~69)
今日は早朝に「労働日」のところの第5節から第7節まで。さすがに子どもを10時間働かせることは現在の日本ではないが、ここに書かれている長時間労働や労働条件・環境の悪さの実態はいまの日本に通じるものがある。
「資本は、労働者の健康や寿命には、社会によって顧慮を強制されない限り、顧慮を払わないものである」(p.77)
政権は「働き方改革」などといってあたかも労働者のための施策であるかのように装っているが、実態は経済団体・経営者の利益を優先し、合法的搾取の抜け道を残し、労働強化を図ろうとするものだ。
『資本論』のいわゆる再生産表式のところは、剰余価値論と並んで重要でかつ難しいところ。過去2度読みはしたが、再度じっくり読み、理解を深めたいと思い、ネットで関連する本をあれこれ探していた。
そして見つけたのが本書。なんと、第二巻第三篇に特化した内容の本ではないか! これを読まぬ手はない。マトリックスを用いた解読にもワクワクしたね。
『資本論に学ぶ』という本の中に、資本論の読み方について宇野弘蔵の次のような話が出てくる。
「わからんところはとばして読めばいい。『資本論』の一字一句をわからんところを考えてとうとう一生を過ごしたということになると、ついに読めないことになりますからね」p.97
この言葉にどれほど元気づけられたことか! 1度読んでわからなかったところが、次には分かるようになることも少なくない。もっとも、新たな疑問が生じることもあるけどね。