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マハロ船長の航海日誌2

孟母三遷

ヨットという乗り物は、
「何に乗るか?」という問題がありますが、これは「弘法筆を選ばず」ということで解決したとしましょう。

しかし同時に、
どこで乗るか?」という問題も重要ですよね。


「弘法筆を選ばず」という諺がありますが、「孟母三遷」という故事成語もありましたね。(孟子の母が、わが子の教育に環境の悪い影響が及ぶのを避けるため、墓地のそばから市場のそばへ、さらに学校のそばへと三度住居を移した故事。)


遊びなんですから、①できるだけきれいな水面で、②景色がきれいで、③交通の便が良
いところが良いにきまってます。


だから、関東近辺に住んでる人でも、九州or西日本or沖縄or海外のマリーナにヨットを保管し、遊んでいる人がいるそうです。そこまで遠くなくても西伊豆に保管している人は良く聞きます。加山雄三の光進丸も西伊豆(安良里)でしたね。
交通の便はあきらめて「海のきれいさ、環境の良さ」を優先するとそういうことになります。

いっぽう、もっぱら「交通の便」を優先すると東京湾というのは、関東近辺に住んでる人にはすごくメリットがありますよね。
「週末の遊び」として、交通の便が良いということは非常に重要です。でも、海は茶色(昔は本当に茶色で、時々赤潮で赤くなったり、酷い時は青潮で硫黄の臭いがしました。今はずいぶん改善されたと思います。)だし、見えるのは人工的な海岸線ばかりです。

なかなか三拍子そろった条件のところなどないと思いますので、どこかで妥協するしかないとは思います。

これがビジネスであればむしろ「妥協する」ことの必要性について納得できるというもんです。
しかし、遊びはそうはいかない。
遊びには”合理性”も”経済性”も関係ないですから。
妥協を知らないヨット乗りは、・・・文字にするとカッコイイが・・・ヨットライフの理想像をいつまでも求めて彷徨うことになりかねません。

でも、「孟母三遷」のように環境(海)を選ぶということは大事なことじゃないでしょうか?

私の場合、ずっと「何に乗るか?」ばかり考えていた気がします。
しかし、先立つもの(資金)が圧倒的に不足してますので、安~い中古艇を買ってみるもののなかなか納得できるものには出会えないという状態でした。
それが、パイオニア9とリベッチオに出会い、「一番普通のヨットが一番!」と思うようになりました。奇をてらったものは飽きるのも早いものです。

だから最近はその点に関するこだわりがなくなってきて、「どこで乗るか?」が気になり始めていました。

さすがに九州・西日本・沖縄・海外のマリーナは考えてません。それよりも、自宅のある相模湾沿岸にヨットを置きたいなあと思っていました。

「思い続ければ願いは叶う。」などと夢物語みたいな話じゃあないのですが、たまたま以前からの知り合いの高齢のヨット乗りからバンドフェットを引き継いでくれないかという話があり、とりあえず乗せていただくことにしました。
乗せていただいたその日に、オーナーは目の調子が悪くなり、「40年やってて初めて」というオンザロック!後日上架してチェックしたところさしたるダメージはないことが確認出来てほっとしたものの、オーナーはストレスが原因か?心筋梗塞で緊急手術になってしまったのです。(今は退院してます。)
こうなったらもう、運命と覚悟してこのバンドフェットを引き継ぎ諸磯に移転することとなったのです。(共同オーナー方式です。)

ホームポートは三浦市の諸磯の諸磯ヨットオーナーズクラブ(MYOC)。油壷の隣の入江です。出港したらその先は相模湾です。
わが家は相模湾に面しており、それこそ徒歩3分で海なのに、ヨットに乗るときは三浦半島を横断して東京湾に行かなければならないという矛盾を抱えていましたが、やっと相模湾側でセーリングクルーザーに乗れるようになったのです。思えば近くに来たもんだ。といったところです。



「どこで乗るか?」の次は、
「どう乗るか?」ですね。言い換えると「どう楽しむか?」ということですが、それはこれからのお楽しみということで・・・・・・・・。


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