サッカラ、メンフィス周辺にはカーペットスクールという日本語の看板がどこそこにありました。 専門学校だろうと思っていましたが、ツアーで連れて行かれた工場に行ってみてわかりました。 工場内に入ると小学校低学年ぐらいの子供たちが作業をしていました。 エジプトカーペットの手織り作業です。ここで、ははーん、ときました。スクールとは、ここで小さな子供を働かせていることへの、観光客に対してのカムフラージュなのです。 スクールということにしておけば、学校に行かせないで、働かせているのも説明が付きやすいですね。 営業マンの話ではこれぐらいの年齢の子供の指の太さと器用さ、軟らかさがこの作業に最も適していて、大きくなるとこの作業ができない、と説明していました。 もっともらしい説明ですが、信じられません。ここを訪問したのは夕方ですが、たぶん、一日中働かせているのでしょう。 この子供たちの収入になるのなら、と思い購入しようと思いましたが、全て子供たちに渡るわけがない、と思ってやめました。 品質はすごくいいもののように思いましたが、なんとも手放しで絶賛できる気分ではありません。。。