ケアトリハ

介護とリハビリの仕事をしている方、目指している方、介護やリハビリってどんな世界なの、という方に読んでいただきたいです。

肩コリや腰痛の予防は、歯磨きと一緒

2020年02月15日 | リハビリ・医療
歯磨きは、皆さんにとって、すっかり生活動作の一部になっていることと思います。

朝起きたら顔を洗い、食事を済ませたら歯を磨く。
昼食を食べて、コーヒーを飲んで、一息ついたら歯を磨く。
夜、寝る前に、トイレを済ませて歯を磨いて床につく。

歯磨き自体は、長くても2~3分程度で済ませていらっしゃると思います。

その目的は「虫歯予防」ですよね。
ですから、「歯が痛くなってから、慌てて歯を磨く」という人は、めったにいないと思います。

では、肩コリや腰痛・膝痛の体操はいかがでしょうか?
朝起きて、顔を洗い、歯を磨いて、首や肩を十分動かす。
昼食を食べて、コーヒーを飲んで、一息ついてから腰を伸ばす。
夜、寝る前に、トイレを済ませて膝を曲げ伸ばししてから床につく。

こんな方は、なかなかいらっしゃらないと思います。

歯磨きと違って、肩コリや腰痛・膝痛は、「痛くなってから、慌ててストレッチングをしたり、病院に通ったり」することが多いと思います。

私は、理学療法士として、地域の方や患者さん・利用者さんに対して講話などでお話しをする際に、よく次のようにお伝えしています。

「肩コリや腰痛・膝痛の予防は、歯磨きと一緒です」

毎日コツコツと、一度に行うのは2~3分でも結構ですので、それを朝・昼・夕や晩に、少しずつ、でも毎日行っていただきます。
首や腰が痛くなってからストレッチングや運動を行うのではなく、痛みの予防のために、毎日コツコツと歯磨きのようにストレッチングを行いましょう。

言うは易くて、行うは難し、なのですが…^-^;

歯磨きと一緒で、「予防」が大切ですね。


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