強皮症とシェーグレン症候群と診断された70歳前の女性。
「薬を飲んでも治らない」と医師に告げられ、薬も飲まず、鍼治療を続けている。
現在でも自営の工場で身体を使って仕事をしている。
夕方になると「ドライマウス」「手首の硬化」「足のむくみ」がひどくなる。右足には静脈瘤もでているものの、元気にやっている。とても前向きな女性だ。
「週2~3回の鍼治療がなかったら、今の私はない」という。
旅行が . . . 本文を読む
と、冷え性の奥様にお願いしたら
「食事のメニューが困ります。それにカルシウムが摂れなくなってしまいます。」
と、言われてしまいました。
わたしとしては、食事の見直しを意識してほしかったための指導のつもりだった。
朝のシリアル
夜寝る前の冷たい牛乳
冷え性の方にはお勧めしない。また、腎臓の機能も弱い方なので、身体の症状によって控えたほうがいいという栄養素もある。
カルシウムは乳製品でなく . . . 本文を読む
先日の「自分の身体がわからない方」がまた治療を受けてくださった。
「感覚はまだ良くわからないのだけれど、なんだか続けたほうがよさそうだ」
と思ったそうです。
今日は前回よりも刺激量を増やしてみました。
するとどうでしょう・・・
「今日はなんだかすっきりしました。途中、眠くなって気持ちが良かった。終わったあとはふわーっとして落ち着いた感じでした。」とのこと。
今後もしばらく続けられるそう . . . 本文を読む
治療をしていて「肩、凝ってますねぇ」と言っても本人が「えっ?肩ですか?凝ってるって?自覚ないんです」という方が多く見られる。
治療時も治療後も全然身体の変化に気がつかない。いやっ、気がつけない。
身体の凝り、身体の冷え、身体の痛み、不快な症状だけではない。身体の重さ、呼吸の深さ、心の中のざわつきなど。自分の内部環境に気がつけないのである。
たぶん、こういう場合、自分自身がわからないため、周囲 . . . 本文を読む
30年前に肋膜炎(胸膜炎)を起こし、そのときの治療がトラウマとなり、先端恐怖症(不安障害)を持つ方が、どうしても鍼治療を受けたがらない。
胸膜に炎症が起こり胸水のたまる疾患のため、胸水穿刺排除といい背部から注射針で溜まった胸水を抜く処置をされたという。それが、事前になんの説明もなく、いきなり「ぶすっ」と後ろから太い針をさされたのだそうだ。
そのときの音が今でも耳に焼き付いており、相当の恐怖だっ . . . 本文を読む
最近「肌、綺麗ですね」と言われることが多い。
大変うれしく、ありがとうございます。なのです。
続いて「どういうお手入れをされていますか?」と聞かれるのですが、実は
「何もしていません」
これは本当で、じゃっと石鹸で顔を洗った後に夜は化粧水をばしゃばしゃと顔にはたく。
朝は化粧水の上に自分で調合したアロマオイルをぱたぱたっとつけるだけなのです。
非常に簡単。
石鹸もごく普通の石鹸。
た . . . 本文を読む
某企業の方から依頼を受け、福利厚生の一環として鍼灸の治療を導入する事となった。
(企業といっても社員さん数名)
最近立ち上げたこの会社では夜寝るまもなく仕事をし、そのまま翌日まで働くという日々が続いた。しかし、とうとう、社員の方々の身体が悲鳴を上げてしまったそうだ。
(それはそうですよ。)
そこで、元気に効率の良い仕事をするために「社員の健康維持のために鍼灸治療を!」ということになり声をかけ . . . 本文を読む
2年ほど前に五十肩がひどく針灸治療を受け、なんとか改善したが、まだ完全ではない方の治療をすることになった。
肩を上に上げる時、肩甲骨を後ろに引っ張る時(肩を後ろに回す)に右肩に運動制限がある。頸もつまりぎみ。パソコンでの作業が続くと右手がしびれてくるという。マウスを使った作業では人差し指の同じ動きが多いため、腱鞘炎のような状態から次第に上腕二頭筋、そして棘上筋への痛み、またパソコン画面を一定の状 . . . 本文を読む
婦人科疾患で半年ほど治療を受けているお嬢さんが
「鍼治療で痩せる事ってあるんですか?」
「はい。代謝がよくなるので、老廃物が排泄され、痩せやすい身体になりますよ」
「実は私、鍼治療を始めてから痩せたんです」
細めの彼女だが痩せたそうだ。
鍼灸治療を始めてから「痩せた」という話はよく聞きます。わたしが診ている患者さんでも何人かは、食欲もあるし、同じ生活をしているのに「痩せた」という声を耳 . . . 本文を読む
半年振りに鍼の治療にいらっしゃったピアノ奏者さん。
とても敏感で繊細な方。
半年前は2週間に1度の程度で治療をしており、そのときは「はぁーしんどっ」っていう感覚がなかったんです。「がんばりがきくっていうか」
それが半年治療を受けない間にやはりだんだんと疲労が蓄積され、身体が悲鳴を上げていたそうだ。
治療後はすっきりとまでは行かないがずいぶん楽になったという。「今頃まだ治療にきていなかっった . . . 本文を読む