Yoseiの日々是好日

リコネクティブ・ヒーリング(R)哲学や小宇宙である心と体のこと、日々の出来事などをつづっています。

右耳の耳鳴り

2006年02月26日 | 治療日誌
63歳女性。幼い頃から耳にはいろいろな疾患があり、手術をしてきた既往あり。 今回、右耳の耳鳴りがひどく耐えられなくなったので受診。 舌 淡紅 少し青みがかる 苔 中央剥落 脈 沈弱 他症状:2年ほど前から何度もメニエール病にかかっている。物忘れしやすい     動悸がある。 苔が剥げるのは「陰虚」「血虚」「胃の気の衰え」もしくは「七情の乱れによる 神の不安から生じるもの」に分類される。 この . . . 本文を読む

梨状筋症候群

2006年02月26日 | 治療日誌
29歳女性。右の腿の裏が痛くて歩けない。明日どうしてもでかけたいので、 なんとかならないか?ということで、急患。 主訴:右梨状筋の痛み(股関節屈曲時に痛み、歩行は右足をひきずる。) 経緯:3日前に前屈ストレッチ時に受傷、その後痛み増悪。 舌:絳 列紋 少津 苔無 脈:沈弱やや数 検査:大腿部、膝関節の骨、関節異常なし 所見:熱感(-)発赤(-)梨状筋中央部への圧痛(+) 他:のぼせ、寝汗、口渇、 . . . 本文を読む

病気にかからないための食の知恵=薬食同源〔Vol.1〕

2006年02月25日 | 治療日誌
東洋医学では「薬食同源」「医食同源」といった「食べ物は薬(医療)である」と いう基本原理があります。これは健康を維持して病気にならないようにする「食養」 と病気治療のための「食療」と2つを目的としています。これは「陰陽五行説」を 基本としており、食べ物を五つに分類(下図)し、季節や身体の臓腑、機能に密接に 関係していると考えています。 また、これらは相互に関係しバランスを保つようになっており、こ . . . 本文を読む

真心の味 おばぁの「呉汁」

2006年02月09日 | 治療日誌
患者さんにNHK番組ちゅらさんでおばぁ役の平良さん似のおばぁちゃんがいる。 寒い冬の日、スッタフ一同に「呉汁」を作ってきてくれた。わたしは初めて食べた のですが、その味のおいしさに4杯もおかわりをしてしまったほどです。 呉とは大豆をすりつぶしたものをいうのだそうで、それを漉すと豆乳とおからに なる代物だそうです。おばぁちゃんの呉汁には枝豆、にんじん、しいたけのほかに ほのかに味噌という隠し味が . . . 本文を読む

患者さんからご注意を受けてしまいました

2006年02月08日 | 治療日誌
患者さんと次回の予約の話が終わり患者さんを見送った。 「ほっ」と一息。 「ドンドンドン」ドアを叩く音。 誰ですか?とたずねるとさっきお帰りになった患者さんが 「だめだよー。先生、いくら金儲け主義ではないとはいってもねー、」 「は?????っ」 「お金支払ってないんだよね。」 ・・・・おー、すっかり忘れてた。 しかし、いい人だ。あわてて戻ってきてくれて。ありがとうございます。 . . . 本文を読む

減感作療法と併せた花粉症対策

2006年02月05日 | 治療日誌
講師という仕事でどうしても人前で話をしなくてはならない40歳男性。毎年、 花粉症対策には頭を抱えているそうだ。レーザーで鼻粘膜を焼くという荒治療を しているが、それでも完全には治らず毎年毎年症状が悪化する。どうしたものかと 鍼灸治療を試みる。 花粉症というと「花粉」が悪の権化のような存在になっていますが、実はこの花粉 はアレルギーを引き起こす誘因のひとつなのです。花粉症になるのは「アレルギー 反 . . . 本文を読む

木の芽時

2006年02月01日 | 治療日誌
冬から春になるころをいうそうです。たらの芽やふきのとうが雪の中から顔を だし、梅の花が咲き、桜がつぼみをつけ始める頃。最近では花粉症でお悩みの方 がずいぶん増えているようです。                先日、福祉関係のお仕事をしている方から、この時期には体調を崩す方が増えて 自分の身体もしんどいそうです。 東洋医学では「肝」の経絡の変動にあたります。この「肝」の時期は本来、身体 も心も . . . 本文を読む