Yoseiの日々是好日

リコネクティブ・ヒーリング(R)哲学や小宇宙である心と体のこと、日々の出来事などをつづっています。

のどの違和感と嗄声を何とかしたい

2006年04月30日 | 治療日誌
69歳女性。出産後体調を崩し、その後40年以上現在まで症状が改善せず、鍼灸 治療を受けていたが、先生が亡くなってしまって困っていたところ、紹介により受診。 主訴:のどの違和感と嗄声 脈:沈弱(特に尺部弱) 舌:暗紅 やや鏡面舌 苔:腐苔がところどころに存在(しかし少なめ) 他症状:口渇、のぼせ、多夢、盗汗ときに自汗、食欲なし、食後胃のもたれ、胃下垂、 起立性貧血、頭痛、疲れやすい、だるい、左ひざ . . . 本文を読む

なんでもかんでも抗うつ剤

2006年04月28日 | 治療日誌
西洋医学でどうしても「病名にならない」症状の場合は自律神経失調症とかうつ病 のような病名がつけられ、精神安定剤、抗うつ剤の処方が目立つ。最近、そんなこ でんな鍼灸の施術を受ける方、急増!「食欲が無い」という70歳の男性が「抗うつ 剤」を処方されたという話を聞いた。 お願いですから、もっと患者さんの声を聞いてください! 薬の副作用でお腹はゆるくなるし、胃は痛み、変な時間に眠くなるしと患者さんが . . . 本文を読む

東洋医学からみた「むくみ」の症状について

2006年04月25日 | 治療日誌
東洋医学でもむくみは「身体の中の水分(血液以外)の代謝障害とされています。 そのことを「水湿の邪」といい、寒性に傾いたものを寒湿、熱性に傾いたものを 湿熱といいます。また、「水湿の邪」が凝固したものを痰飲(たんいん)といい、 さらに重度の症状があわられます。 *今回ここでは気血津液弁証というひとつの診方からご説明します。 ●水湿証  こんな症状が出ます。  からだが重い、手足のむくみ、腹水(お腹 . . . 本文を読む

睡眠3

2006年04月24日 | 治療日誌
睡眠2で「血虚」「気虚」の場合には睡眠時間に気をつけたほうがいいです。 というお話をさせていただきましたが、「睡眠不足が血虚、気虚のようになること もあるんですか?」というご質問をいただきました。 逆もしかりですね。 今回は睡眠が大切だとはわかっていてもなかなか十分な睡眠が摂れない方にお奨め の食べ物を記してみました。お役に立てば幸いです。 ●「血虚」のタイプ  重症になると「無月経」「不妊 . . . 本文を読む

まぶたのむくみがきになるんですぅ

2006年04月23日 | 治療日誌
お酒を飲んだ翌日、むくみのためまぶたが「どよん」としたお嬢さんからの訴え だった。 【むくみとは?】 毛細血管内圧の上昇、血漿の膠質浸透圧の低下、組織の膠質浸透圧の上昇などで、 組織間の水分量が通常より多くなることで起こる現象。 ・・・簡単に言えば「血管外の細胞外液が増加して皮下に水分が貯留した状態」++ 「むくみ」の状態での代表的な疾患は腎臓病で、朝からまぶたや軟部組織にむくみが 現れる。ま . . . 本文を読む

患者さんからのラブコール

2006年04月21日 | 治療日誌
「うー、鍼が恋しいですー」 1週間施術が空いてしまった患者さんからなんともうれしいお言葉をいただいた。 相性のあう「鍼」はとても心地が良い。わたしも尊敬する先輩鍼師の施術を受け、 「おー、なんて気持ちがいいのだろう。わたしも自分でこんな鍼が打てるように なりたい。」と思って、鍼師を目指したのでした。 そんな鍼施術を一人でも多くの方に「心地よい」と感じていただけることが最高の 幸せですー。 . . . 本文を読む

睡眠2

2006年04月18日 | 治療日誌
いまの生活において睡眠8時間は難しいーーーとお嘆きの皆さんに。 睡眠不足は「老化」が早くなる原因のひとつなのです。ご存知でしたか? そこで以下のことを提案します。 ●女性の方は特に「生理のとき」だけでも12時前に寝たり、テレビやDVDを  観ること、インターネットなどのPC作業(仕事はPC抜きでは難しいですもの  ね。)をお控えください。 また、以下の症状が見られる場合は睡眠に気をつけてくだ . . . 本文を読む

もう陽射しは春♪素敵な恋をしてみませんか~?!

2006年04月09日 | 治療日誌
テーマは軽いですが、今回は「恋愛」と「鍼灸」の関係についてまじめにお話します! さて、「素敵な恋」と「鍼灸治療」ってどこがつながるの?って思いますよね。 実は、鍼灸治療の基礎になる東洋医学理論にはこの「素敵な恋をするため」の秘密 がたくさん隠されているんですよ。 ●患者さんから「性格は変えられますか?」と聞かれますが、「身体がかわると心  のあり方が変わりませんか?」とお尋ねしています。「最近 . . . 本文を読む

収束性思考

2006年04月07日 | 治療日誌
大人になると自らの行動を限定して考えてしまうことを「収束性思考」というそう なのだが、これが治療においてはまたやっかいなもので、「治療しても結局はこれ までやな」と治ることに限界を設定してしまう。そうすると、どうもそこまでで 改善が見られなくなってしまう。(のは、わたしの気のせいだろうか?) わたしの力不足も否めないのだが・・・ ただでさえ東洋医学は眼に見えない穴(つぼ)やら経絡(気の道)やら . . . 本文を読む

ぷー子さんの悩み

2006年04月06日 | 治療日誌
「わたし腸内ガスがたまってこまるんです。家ではぷー子って呼ばれるんです。  でも、外出先では簡単にガスがだせなくてお腹が痛くなっちゃうんです。」 このような女性の訴えはよく耳にします。そうですよね、女性は大胆にそこいら で放屁できませんからねー。 腹部のガスは「肝気犯脾」という状態で捉えることができます。肝という経絡は 木が伸び伸びと生長するように人間の心身を伸びやかにすることに関与します。 . . . 本文を読む