今日も彼女との思い出の地、『支笏湖』を訪れました。
彼女と来たのは、夏のとても暑い日でした。
湖畔は涼しいだろうし、涼を求めてです。
「支笏湖に行ってみる?」
「泊まりで?」
「あはは。 近いから日帰りできるよ」
「つまんない」
「支笏湖は泊まるほど見るトコは少ないよ。日帰りで十分。その代わりこの次は泊まりで洞爺湖にするから、今日は日帰りで支笏湖にしよう」
「うん、次は泊まり。約束ね。」
そんなやり取りがあったと記憶しています。
2011年11月6日
支笏湖は、支笏爺国立公園に属するカルデラ湖で、長径13キロメートル、短径5キロメートルのほぼ東西に長いマユ型をしています。
周囲約40キロメートル、最大深度約360メートル、平均水深約265メートルのきれいな湖です。
秋田県の田沢湖に次ぐ、日本で2番目の深度を誇っています。
水温は年間を通して非常に低いそうですが、その深さゆえ厳冬期にも凍ることはなく「日本最北の不凍湖」なのだそうです。
南に位置する樽前山は、支笏湖に付随する活火山です。
湖の名前の由来はアイヌ語の「シ・コッ(大きな窪地)」から来ているらしいです。
「窪地」とは現在の支笏湖や支笏カルデラを指すのではなく、この湖を水源とする千歳川の深い谷のことであり、同時に千歳川の旧名でもあるそうです。
支笏湖とは、アイヌ語で「シコツ川(千歳川)の水源の湖」の意味で「シコツ・トー」と呼び、改まった場合には「シコテムコ・エアン・パラト」(シコツ川の・水源・そこに・ある・広い湖)というらしいです。
彼女との想い出の地、支笏湖。
今日はその時と全く違う様相を呈しています。
暑くて暑くて汗が滴り落ちていたあの日。
今日は同じ場所とは思えないほどに空はどんよりして、寒々しい湖畔。
冬が近いとは言え、あまりの違いに戸惑います。
観光客の姿もまばらです。
あの遠い夏の日から、随分と永い時が過ぎ去りました。
あの頃を想い出しながら、一人湖畔を歩きます。
まあ、運が良いとこんな偶然な出会いもあります。
あんまり寒いので、ビジターセンターに立ち寄ります。
ここには国立公園紹介、支笏湖周辺マップ等の展示もあり、支笏湖周辺での旬の自然情報、釣りや登山、野鳥・自然観察等の情報が得られます。
展示物毎に彼女に質問攻めに遭った記憶があります。
何にでも興味を持って、飽くなき探究心の塊のような彼女。
そして何でも真っ直ぐに受け止めるので、間違った事は教えられません。
そういう面で随分気を遣ったと思いますが、それは逆に嬉しかった想い出でもあります。
ビジターセンターで、十分体を温めてから、再び湖畔を散策します。
湖畔に、千歳川を渡る鉄橋(歩道橋)があります。
この鉄橋は、北海道で現存する現役最古のものなのだそうです。
彼女との想い出の地シリーズ、まだまだ続きます。
ブログランキングに参加しています。
いつも応援に感謝しています。 ありがとうございます
彼女と来たのは、夏のとても暑い日でした。
湖畔は涼しいだろうし、涼を求めてです。
「支笏湖に行ってみる?」
「泊まりで?」
「あはは。 近いから日帰りできるよ」
「つまんない」
「支笏湖は泊まるほど見るトコは少ないよ。日帰りで十分。その代わりこの次は泊まりで洞爺湖にするから、今日は日帰りで支笏湖にしよう」
「うん、次は泊まり。約束ね。」
そんなやり取りがあったと記憶しています。
2011年11月6日
支笏湖は、支笏爺国立公園に属するカルデラ湖で、長径13キロメートル、短径5キロメートルのほぼ東西に長いマユ型をしています。
周囲約40キロメートル、最大深度約360メートル、平均水深約265メートルのきれいな湖です。
秋田県の田沢湖に次ぐ、日本で2番目の深度を誇っています。
水温は年間を通して非常に低いそうですが、その深さゆえ厳冬期にも凍ることはなく「日本最北の不凍湖」なのだそうです。
南に位置する樽前山は、支笏湖に付随する活火山です。
湖の名前の由来はアイヌ語の「シ・コッ(大きな窪地)」から来ているらしいです。
「窪地」とは現在の支笏湖や支笏カルデラを指すのではなく、この湖を水源とする千歳川の深い谷のことであり、同時に千歳川の旧名でもあるそうです。
支笏湖とは、アイヌ語で「シコツ川(千歳川)の水源の湖」の意味で「シコツ・トー」と呼び、改まった場合には「シコテムコ・エアン・パラト」(シコツ川の・水源・そこに・ある・広い湖)というらしいです。
彼女との想い出の地、支笏湖。
今日はその時と全く違う様相を呈しています。
暑くて暑くて汗が滴り落ちていたあの日。
今日は同じ場所とは思えないほどに空はどんよりして、寒々しい湖畔。
冬が近いとは言え、あまりの違いに戸惑います。
観光客の姿もまばらです。
あの遠い夏の日から、随分と永い時が過ぎ去りました。
あの頃を想い出しながら、一人湖畔を歩きます。
まあ、運が良いとこんな偶然な出会いもあります。
あんまり寒いので、ビジターセンターに立ち寄ります。
ここには国立公園紹介、支笏湖周辺マップ等の展示もあり、支笏湖周辺での旬の自然情報、釣りや登山、野鳥・自然観察等の情報が得られます。
展示物毎に彼女に質問攻めに遭った記憶があります。
何にでも興味を持って、飽くなき探究心の塊のような彼女。
そして何でも真っ直ぐに受け止めるので、間違った事は教えられません。
そういう面で随分気を遣ったと思いますが、それは逆に嬉しかった想い出でもあります。
ビジターセンターで、十分体を温めてから、再び湖畔を散策します。
湖畔に、千歳川を渡る鉄橋(歩道橋)があります。
この鉄橋は、北海道で現存する現役最古のものなのだそうです。
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