関東八十八ヶ所霊場 阿弥陀院

半年近く前の社寺回廊です。
3.11の東北大震災後の混乱も冷めやらぬ４月の事でした。

北海道へ戻るフライトの日が押し迫り、とてもバタバタしていた頃ですが、帰郷前の関東の想い出作りの意味もあって、茨城県の石岡にある阿弥陀院を訪れました。



2011.4.20　



天気は今一つでした。
震災から1ヶ月程経って、ようやく土浦方面に電車も通るようになりました。

石岡市は仕事以外でも石岡のおまつりなどで、何度か訪れた想い出の街です。
残り少ない関東の生活。
行きたい所はたくさんありましたが、秩父三十四観音霊場巡礼に引き続き、関東の歴史のある社寺を廻っておきたい気持ちが強かったのです。



　関東八十八ヶ所霊場　第三十六番札所　福力山　阿弥陀院

真言宗智山派のお寺です。ご本尊は阿弥陀如来です。

緑の豊かな筑波山麓で、500年もの永きに渡り法灯を燈し続けてきた由緒あるお寺です。

山門に続き、急な階段を登った先に「本堂」があります。

　本堂からの境内の眺望

　弁天堂

　太子堂

この少し前に、秩父三十四観音霊場を巡礼しましたが、境内の桜の花を見ると心が和らぎました。
秩父では、歩き過ぎて動かなくなった左足を引きずりながら、「どんなにつらい状況でも、春は必ずやってくる。その証拠に桜も咲いている。」　そんな風に想いながら巡礼を続けました。
今更の記事ですが、改めてあの頃のそんな気持ちが甦りました。





『追記』

関東八十八ヶ所霊場は、東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬に広がる四国八十八ヵ所の写し霊場と言われています。
関東の有名な寺院や大きな寺院が網羅されていますが、広範囲に広がっているために短期間での巡礼は難しいようです。







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