地図のない旅

地図を持たない行き当たりばったりの旅日記です。旅先で触れたこと、感じたことを写真を織り交ぜて綴っていきます。

角館/石黒家

2008-12-16 01:31:52 | ☆地図のない旅
2008.12.7  時々  たまに 

青木家に引き続き、入ってみたのは「石黒家」入場料300円

ここの特徴は、個人での入場者にもちゃんと案内係りの人が一人付いて説明をしてくれるという事。
当然一人のおいらにも係りの人が一人付きます。

石黒家は、現存する角館最古の建造で、大きな玄関を二つ有する典型的な上級武家屋敷です。
青柳家でも書きましたが、門は、薬医門と呼ばれる造りで、これは当時かなりの上級の武士にしか許されなかったものらしく、いかに格式が高い家柄だったかが、うかがい知れます。


「石黒家 薬医門」




案内係りの人の説明によると、石黒家は、佐竹北家の用人を勤めた家柄で、財用、勘定といった財政面の役職についていた、という事らしい。
なるほど、経理マンであるおいらの大先輩という訳ですか 

「囲炉裏」



寒くなると、まだ実際に炭をくべて使っているそうです。
基本的に、内部の撮影は自由との事で、囲炉裏をバックに多くの方が記念撮影をしているそうです。
この日もたくさんの人が、記念撮影をしてましたが、一人旅のおいらは、囲炉裏だけ撮った 


「欄間」



欄間は、ケヤキの一枚板に縁起物の亀の透かし彫りが施されている。
となりの部屋に映し出されている影絵は、とても幻想的でした。
電燈のない時代の行灯や蝋燭の灯りだと、きっとゆらゆらと揺らめいて、もっともっと幻想的だったのでは...。


「婚礼衣装」



石黒家に嫁いだ女性が着ていた婚礼衣装の打掛が展示されていました。
この部屋では、季節毎に雛人形や五月人形、石黒家に生まれた女性の着物を展示するらしい。

案内人の方の説明はここまでで、後は展示室を自由に見学となります。


「展示室」



石黒家の方が、武士の嗜みとして勉強した漢学・医学・薬学などの古文書、町割絵図、武具甲冑類、古白岩焼や人形などの諸道具、雪下駄や箱ぞりなどの冬(雪国)の生活道具、地主時代の計量道具などが展示されています。



石黒家では、現在の当主が生活されているので、一部の公開となっているらしい。
それもまた、他の武家屋敷と異なる特徴の一つでしょう。
たった300円で案内人の方の説明がつくので、かなりのお得感がありました。



最後におまけ画像です。



この日、あんまり天気が良くなかったですが、時折晴れ間が見えた時は、こんなに青空でした。

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2 コメント

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☆恍さん (礼次郎)
2008-12-16 08:23:13
う~ん、角館のは有名だし幼少の頃近くに住んでたから、何となく知ってたけどね。

囲炉裏できりたんぽ。きっと美味しいですよ。

この旅でも、いつもの一人旅でも「一人が気楽だ」と感じる事が多いです。
けど、時折誰かと一緒だともっと楽しさも違って来るのかな?と思う時もあります。
そんな寂しさが最後の画像に出てるのかも知れませんね。
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おはようございます ()
2008-12-16 04:15:11
今でも『〇〇家』とか残ってるなんて、知りませんでした住んでるからか

囲炉裏でなんか食べてみたいです
この旅で、何かを感じました?

最後の写真見て…
青空が綺麗なんですけど、礼次郎さんの気持ちが、寂しげな感じがして。
すみません、勝手なこと言って
返信する

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