今までレッスンのためピアノの練習に専念してましたので、チェロはその割を食ってしばらくケースの中でお休み。今日は久し振りにチェロをケースから取り出して練習しました。開放弦と簡単な音階を40分程度でしょうか。
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日曜日の新聞に、チェリストの宮田大氏の子どもの頃の練習法が書かれていました(2024年9月8日付け、朝日)。「短時間でも毎日弾くのが約束」ということで、「楽器は大切にケースにしまうのではなく、居間に置いてすぐに弾ける状態に」してあったといいます。ご両親の配慮、指導の賜物でしょう。その甲斐あって、宮田大氏は学業、スポーツにも上達した由。その後のご活躍は皆様ご存知のとおり。
なるほど。チェロのように大きな楽器はケースを開けて楽器を取り出すまで気を使うし時間もかかるので、心理的バリアになったりモチベーションが下がったりしてしまうのは納得できます。
そして、身近になければ「去る者日々に疎し」というとおり、無いに等しく存在感が薄れていくのです。
練習コーナーに置いてみました。占有率40%(笑)。
いやでも触りたくなりますね。
地震発生の場合は本に埋もれるでしょう。
かつて、私もそう考え、すぐ手の届くところにチェロ本体を置いていつでもすぐに練習に入りたい。そのためにチェロ・スタンドを買おうかなと考えたこともありました。
ところが、家は狭くて置き場所はありません。しかも、当時は猫と犬が同居していました。無理だなあ、と諦めました。そして、何よりも、地震がいつ起こるか分かりません。
結局、従来どおり常時ケースに保管して今に至りました。宮田大氏とは比べようもありませんが、チェロを居間に転がして置ければもう少しはうまく弾けるようになっていた、かな(笑)。∎
Nikon D5600 / AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6 G VR II