チェロを弾く椅子については長い間あれでもない、これでもないと悩み続けたのですが、結局、アマゾンで買ったチェロ専用椅子に座り続けています。
特に問題はないのですが、長い時間練習していると尻が痛くなるのが唯一の欠点。予算の都合で安い商品を選んだのが災いしました(笑)。無理をしてでもワンランク上のクッション厚めの方を買えばよかったのかも。
後悔先に立たずですが、張り替えるのも高価で手間ですし、その効果も確実性がありません。仕方ないので買い直そうとアマゾンを見てみましたが、すでに遅し!もうありませんでした。
残念至極ですが、1時間以上練習しなければよいのだ、と妙に納得し以後、沙汰止みに(笑)。
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先日、練習スペースの南下作戦によって居間に進出したのですが、椅子は練習の都度セッティングしなければなりません。
ある日、椅子を移動していて閃きました。いつも座っている側はへたっていて尻が痛くなるけれども反対側はどうだろうか、と。チェロは椅子の前方に座って演奏しますから、前側がへたりますが、後ろ側は温存されるはず。ならば、後ろ側に座って弾けばよいことになります。自動車だって前後のタイヤをローテーションします。人間が座る場所を変えればいいだけ。早速、座ってみると幾分弾力があるように感じました。
この発見は、まさにコペルニクス的転回でしたが(笑)、私の尻の神経が標準なのかどうかは分かりません。従って錯覚かも知れません。それでも痛くならなければよいわけで、今のところ、平和に過ごせています。∎
写真は、最近のチェロ椅子です。この後ろ側の面に腰を掛けています。
現在の置き場所は居間のオーディオ・システムの前。左のミニ・バッグは松脂、クロスを収納するために巻き付けました。
Panasonic / LUMIX LX9
私はハープ椅子は固くないと駄目ですが…。
ハープ椅子というジャンルもあるのですね。私はフワフワの椅子をイメージしていましたが、「固くないと駄目」な場合もあるのですね。
最近は「老人力」がついたのか、貧乏性が加速したのか(笑)、苦し紛れの思い付きが時々浮かびます。今回も逆転の発想でお金と時間を節約することができました。