電子ピアノは、最初はチェロ学習の補助として時々、ピアノ教室に通うようになってからは毎日使うようになりました。しかし、どのような仕組みでピアノの音が出てくるのか、実はいまだに理解できていないのです。
一般には、ハンマーでピアノ線を叩くのがアコースティックピアノ(以下、単にピアノといいます)、録音データを呼び出してスピーカーを鳴らすのが電子ピアノと思っています。単純すぎますが、仕掛けがブラックボックス状態なので仕方ありません。
特に分からないのは、同時に複数の音を鳴らす場合にはどうしているのかです。
ピアノは鍵盤とハンマーが一対一対応していて叩かれた弦が鳴る仕組みなのでシンプルです。ですが、音同士が共鳴し合い複雑で微妙なサウンドになります。
では、電子ピアノでは?一つ一つの音をデジタル化しても和声としてのサウンドはどう発生させているのでしょうか。また、数個のスピーカーで微妙な響きを再現できるのでしょうか。
全音ピアノピースを買って『エリーゼのために』をボチボチ練習してます。さすがに難易度Bには太刀打ちできません。ため息が漏れます…
Nikon D5600 / AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6 G VR II ピクチャーコントロール:モノクローム
さてさて、謎は多いのですが、電子ピアノのメリットは何と言ってもヘッドフォンでいつでも気兼ねなく練習できるところです。私にはこれに勝るメリットはありません。夜中でも近所からも家人からもノークレームです。
加えて、軽量、コンパクトであること、鍵盤のタッチが本物に近付いてきたことは電子ピアノの地位向上に寄与しているはずです。
どのみち代用ピアノという部分は残りそうですが、目的や環境によっては電子ピアノ一択の場合もあるでしょう。
私もそうです。日々、自宅の電子ピアノとピアノ教室のアップライトピアノとの差に悩みながら練習し続けている身にとっては電子ピアノの技術革新が気になります。新たな悩みが生まれてしまったようです。∎