練習を重ねに重ねても一向に進展のないサンマルティーニ/ベルトーのソナタ・ト長調ですが、先日のレッスンでようやく先に進み、展開部に入りました。とは言っても、前の提示部が完了したわけではなく見切り発車の要素が濃厚(笑)。まあ、でも、少し展望が開けた状況です。
ベルトーの時代、つまり、古典派以前のソナタ形式がどんなものだったか私はよく分かりません。このソナタ・ト長調は、本来、4楽章で、急・緩・急・緩の配置なのです。3楽章制ソナタに慣れた現代の耳からはくど過ぎるように聞こえます。そのためか、発見者のA. モファットは最終楽章をカットしてしまいました。でも、現代からすると英断のように思えます。第3楽章が「終わった感」がありますし、第4楽章はとても難しいので、私はモファットに感謝しています(笑)。
それはともかく、提示部に進めば次の再現部からカデンツァへの道筋が見えてきます。見えては来るものの提示部以上に難しくなるのははっきりしているので、また時間をかけて取り組むことになるでしょう。今年中に終わるといいなあ。∎
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ベルトーの時代、つまり、古典派以前のソナタ形式がどんなものだったか私はよく分かりません。このソナタ・ト長調は、本来、4楽章で、急・緩・急・緩の配置なのです。3楽章制ソナタに慣れた現代の耳からはくど過ぎるように聞こえます。そのためか、発見者のA. モファットは最終楽章をカットしてしまいました。でも、現代からすると英断のように思えます。第3楽章が「終わった感」がありますし、第4楽章はとても難しいので、私はモファットに感謝しています(笑)。
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それはともかく、提示部に進めば次の再現部からカデンツァへの道筋が見えてきます。見えては来るものの提示部以上に難しくなるのははっきりしているので、また時間をかけて取り組むことになるでしょう。今年中に終わるといいなあ。∎