昨日の朝食後、妻から「変な虫がいる」コールが。「変な虫という虫はいない」と、牧野富太郎のようなことを呟きながら駆け付けると、どこかで見たような虫が柱にいました。
細長いスタイル、長い触角、左右対称の模様、カミキリムシの仲間のようです。あまり動きません。昨年、ブログに書いたフタオビミドリトラカミキリではないかと思いましたが、胴体が2cmくらいあり大き目です。その記事を確認してみると、模様も異なっています。
上:柱に止まったキイロトラカミキリ。下:庭に出て記念撮影(笑)。微毛系のようです。
ネット検索の結果では、恐らく、キイロトラカミキリ Grammographus notabilis ではないかと思います。背中の独特な文様がまったく同じとは言えないのですが、これは個体差でしょう。出現期は5~6月というので少々早い。生まれたてか。それなら動作が鈍い理由がわかります。写真撮り放題。
背中の紋様はフタオビミドリトラカミキリのように単純な点々ではなく太筆で雄渾な筆致(笑)。色は確かに、地味ながらも黄色系統。
それにしても、我が家にもいろいろな虫がいるものです。もしかしたら、この暖かさで薪の中から誕生したのかも。薪置き場を片付ける時期が来たようです。∎
(ご参考)
「雑草という草はない」は牧野富太郎博士の言葉(高知新聞社)
Nikon D5600 / AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G