5月になりましたがあいにくの雨の日スタートです。でも練習にはちょうどいいです。集中できますから。
まずは、ジムノペディ。私の楽譜(『大人のためのピアノ悠々塾 初級編』)は簡略版で、やさしく弾けるように音符の変更、省略や移調されているのですが、カットはないので長さだけは原曲どおりです。
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私は、20世紀フランス音楽の特異な作曲家とされるエリック・サティ(Erik Satie, 1866-1925)についてはほとんど知らず、作品もあまり聴いたことがないので、曲名を「ジムノムペディ」だと思っていました。今回、楽譜を見て誤植ではないかとびっくりしたのですが、ウィキペディアを見たら私の大間違いであることが分かりました。
それはさておき、「三つのジムノペディ」のうちの第1番は広く知られていますが、発想標語どおりに悩ましい雰囲気の曲です。しかし、簡略版のいいところなのか、弾いてみると原曲よりは暗さが控えめに感じます。かつ、ゆっくりなので弾きやすいです。
癒し効果もあるとの説もあるので、ビョーキにならずに練習に励めるか、な(笑)。∎
(ご参考)
エリック・サティ(ウィキペディア)
ジムノペディ(ウィキペディア)
「ジムノペディ」はオリジナルのピアノ版とドビュッシーによるオーケストラ版があります。
こちらはピアノ版です。
Pascal Rogé — “Gymnopédie No. 1”, Erik Satie
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こちらは、オーケストラ版です。
ドビュッシーは意図的に順番を入れ替えています。この動画では最初にピアノ版の第3番が演奏されます。第1番は3分10秒あたりから。
Satie: Gymnopédies 1 & 3 (Orchesterfassung: Debussy) ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ Alain Altinoglu