かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

おねーさん

2008年06月12日 | Angels' message
今日は小学4年生とタバコの話をした。
いつもの喫煙防止授業なのだけれど、1クラスずつという少人数で、しかもカーペットが敷いてある部屋で、直接床に座るスタイルだったので、子供達と自由に語り合う雰囲気になって楽しかった。

これくらいの年齢が即座に素直な反応が返ってくるので、ゲスト・ティーチャー(というんだそうだ)としてはやり甲斐がある。
6年生あたりになってしまうと、女の子達はとたんに大人びてしまい、単純に反応する男の子達に対して「まだまだお子ちゃまで困ったものだわね」とでも言いたげなクールな視線を送ったりするから、こちらとしてはちょびっとやりにくかったりするのだ。

授業の終わりに担任の先生から一言。

「よおおし、みんなぁ、タバコがどういうものか、これでよくわかったね!先生はマラソンやトライアスロンが好きで普段からやっているだろう?だからタバコは1本も吸ったことがないんだ」

「すご~い

「いやあ、どーもどーも

タバコを吸ったことがないという担任の先生のことを誉める子供達の姿に感動。

授業が終わっても、なかなか帰ろうとしない子供達。
お母さんが禁煙しようとしていることを話してくれたり、女の子たちはワタシの髪を見て、キレイと誉めてくれたりもする。

で、極めつけはある男の子の、この一言。

「おねーさんはさ、やっぱりタバコ吸ったことないの?」

一瞬、誰のことを言っているのかわからなかった。

『えっ?おねえさんってアタシのこと?ありがと!うれしいなあうん、吸ったことないよ

ねえ、ねえ、小学生にオネエサンと呼ばれちゃったよー

だけどさ、こんなことで喜ぶなんて、アタシ、そんな単純な女じゃなかったんだけどなあ。







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