クリスマス休暇に、オーストリアの姪っ子たちには、ネックウォーマーやガラスに描けるクレヨンをプレゼントとして用意していたのであるけれど、「大人同士のプレゼント交換はなし」とEから聞いていたので、荷物に入れられる程度のお菓子を日本からちょっとだけ用意していった。
Mamaに、夏に持って行った黒飴が気に入ったからということでリクエストされていたので、今回は色々な日本っぽい味の飴をいくつかセレクト。
それから、甘いものじゃないものをと思って、ちょうどクリスマスの飾りがつけられた手ごろな量のおせんべいを見つけたので、両親宅と兄弟、祖父母宅用に用意。
同じ店でおかきにチョコレートとアーモンドがくっついたやつも陳列してあって、思わず追加。
こういうのは欧州ではみかけないので、サプライズになるかなという期待感も込めて、壊れないように丁寧に荷造りした。
ところが!である。
ドイツからオーストリアに車で行く際、これらを荷物に入れるのをすっかり忘れてしまった。
Eがあれやこれやと世話をやいてくれるので、つい、人任せにしてしまった私も悪かったのだけれど・・・
このことが判明したのは、あと10分でパーティー会場であるGの家に到着するという時。
デパ地下ですごく迷ってセレクトしたクリスマスのお土産プレゼントを、大切な人たちに渡せない、遠くアジアから来た客人だというのに、手土産が全くないという事実。
すごくショックだった。
10時間という長いドライブの疲れもあったせいか、私は車の中で完全にブチ切れてしまった。
自分自身もびっくりするくらいの、久しぶりのブチ切れ具合だった。
たぶん、休暇直前に思いがけずいろいろと対処しなければならないことがあったから、メンタルストレスも溜まっていたのだと思う。
いったんブチ切れたら、すっきり。
パーティーには無事参加した、
おとなのプレゼント交換はなしという前情報であったのにもかかわらず、その後の3回の家族パーティーで、私たちはたくさんプレゼントをいただいた。
Eはクリスマス休暇に帰省するのは本当に久しぶりで、大人になってからクリスマスの家族パーティーの実情をまったく知らなかったこともあり、「プレゼントはいらないよ」という両親たちの言葉をそのまま鵜呑みにしていたのであった。
ドイツの家に帰宅してすぐ、郵便でお菓子を送った。
Mamaたちが好きだというドイツのチョコレート菓子も追加して箱の隙間を埋めた。
EU内とはいえ、国を越えた郵送はかなり高額になってしまったが、1週間ほどでオーストリアの両親宅へ無事配送された。
写真はMamaが撮ってお礼チャットしてくれたもの。
この失敗談は、さっそくEの職場での休暇報告の話題のひとつになったそうである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます