かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

ああ、かゆい~

2018年01月27日 | 今日のワタシ

このところ、たいへん忙しい。

今年度は臨床検査科の学生の講義を新たに任されて、毎週その準備に追われている。

 

採血以外の「検体採取」が、臨床検査技師でもできるように法律が改正されて、今年度から学生にも講義と実習が追加されたのだ。

で、講師としてワタシに白羽の矢が立ってしまった。

 

内容は、インフルエンザを疑ったときの、鼻の奥に綿棒を入れて鼻腔拭い液採取や、みずむしなどの皮膚真菌症の診断のための検査、肛門からの検体採取、そして、かなりマニアックな検査であるはずの味覚異常検査など。

 

講義内容は、これらの検査を的確に行うために、解剖や疾病についての基礎的内容を含む。

 

先日は鼻腔拭い液採取の実習を行った。

鼻腔拭い液採取は、実際にはワタシ自身、医者の仕事としてこれまで行ってきたけれど、実は誰かからきちんとやり方を教わったわけではない。

自分としては当然のようにできてしまっていることを、改めて学生に教えるとなると、意外と技術がいるものだ。

 

スポーツ選手として素晴らしい活躍をした(している)人が、必ずしも良いコーチになれるわけではない・・・ってやつ。

 

まあ、ワタシは幸いにして自身が器用でもあり、かつ、たいていの場合は良きコーチにもなり得るのであるが、学生同志で鼻に綿棒をつっこみあうという実習では、なかなかの困難感を感じた。

 

鼻の次は皮膚である。

皮膚科の勉強なんて学生時代以来。

気付くと、どんどん調べる範囲が広がって、講義の準備にはかなり時間がかかり、難渋している。

 

そして何より、症例写真。

 

病変の写真をいろいろ見ていたら、からだじゅうが痒くなってきたー。

 

だから皮膚科は嫌いなのよ。

 

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