とっても大変なGoToキャンペーン

GOTOキャンペーンが7月22日から始まりました。

感染拡大が懸念される中なんで？？？？

って言うのはここでは触れません。

主に旅館側のお話です。

 

22日の午後2時半ごろ、お仕事の請負先の旅館に行きました。

チェックインを控えて、社長以下緊迫していました。

なぜかと言うと、GoToキャンペーンのお知らせが出たのは

その日の朝だから…

 

それをお客様に説明する資料はできていたのですが

スタッフは人によって出勤時間が異なるため

その時間に説明が行われていました。

 

その日の宿泊客の中に、電話で直接予約を申し込んだ人がいました。

しかし、電話予約では「証拠」にならない→

キャンペーンの対象にならないかも？ってことで、

急きょチェックイン前にネットで予約をしなおしてもらったり

予約サイトによっては予約通知に住所が表示されず

（個人情報なんでね）

この人がどこから来るのか管理画面から調べたり

（しかも、そこ？そんな深いところ？）

これだけでも大騒ぎでした。

 

そして何より不明なのが

代表者→東京以外在住

同行者→東京在住

の場合。

 

全員の本人確認をするのが決まりらしいのですが

「それみんな知ってるのかな？」

「この決まりを知らない人がいたらどうすれば？」

他にも、その場合領収証を東京以外と東京にわける？？？

手書き？手書きの領収証作るの？？？

などなど。

 

その逆、

代表者→東京在住

同行者→東京在住以外

の場合など、もっと謎。

宿泊証明書は書けても

予約の証拠は東京の人の名前でいいのか？？？

 

しかも、これ

「自分は東京なんですが、こっちは〇〇県なので

こっちだけでもキャンペーンの対象に」

とかチェックイン時に言われること間違いなし。

 

もう、ややこしいんで、

代表者が東京以外だったらまとめて、でいいんじゃないかな？

だって、もう来ちゃってるんだし、

旅館への支払い金額は結局かわらないんだし…

みたいな意見も出るありさま。

結局どうするかは、私にはわからないです。

 

そんな阿鼻叫喚の中、GoToキャンペーン初日は始まりました。

だいたい皆さん、キャンペーン自体がバタバタなのを知ってらして

旅館がバタバタなのも多めに見てくれたらしいです。

 

一息ついたところで、社長がいいました。

「これ、じゃらんのクーポンと併用したら、

すごくお得なんじゃないの？？？？」

調べたら、いろいろな地方自治体がじゃらんでクーポンを出しています。

併用可のクーポンの場合だと

（旅行代金ークーポン）×０．６５となるみたいです。

 

例えば、一人２００００円のプランで２人だと

４００００ー１００００（一人５０００円クーポン）＝３００００

３００００×０．６５＝１９５００

1人分は９７５０円

ええ？２００００円のプランを９７５０円で利用できる？

ってことになるようです。

 

「これ、利用しない手がないんじゃない？」

と社長。

話しているうちに

「従業員もGoToキャンペーンでどこか泊まらせたら？」

となって、会社からの補助金を出してはどうか、

となりました。

 

そして、ネット予約できない人は

私が代行でやって、そのポイントを私の手数料にしてみては？

など、思わぬ方へ盛り上がりました。

 

社長・専務・私で盛り上がっていたのですが

そこで専務が

「そもそも、従業員は旅行なんて普段行くんだろうか。

旅行とか行ったことないんじゃないかな…」

と旅館の闇の部分に言及し始めました。

 

旅館の従業員全部とは言わないのですが

旅行に行く感じがしない人が多いです。

家族がいない、とか、友達もいない、とか

そもそも旅行に行くタイプではない、とか…

 

そして私も言いました。

「家族がいて行きそうな人も

結構コロナ怖がっていて、未だに外出とか控えてるそうですよ」

と。

 

社長・専務・私は、皆お出かけ好きで

安い！行くしかない！みんなも行くべき！

と言う感じでしたが

世の中いろいろなんで、社長発案の取り組みが実行されるかは

まだわかりません。

 

でも！GoToキャンペーンはやっぱりお得です。

車で行って、

個室の食事処や貸切風呂でくつろいで

途中、人の少ない観光地へ行けば

感染の心配も全然ＯＫなんじゃないかと思います。

 

尾身先生も行ってます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1d81978ee514ddbdb8521d18c547488d6f2cc62d

それぞれが気を付けて、経済回して欲しいです。