ねこのひたい

ねこのひたいのような庭と、趣味の読書と,
おとぼけな日々のことをいろいろ書きたいです。

亡き父の定期預金を解約した話

2020年07月11日 | 介護の問題

昨年の夏に亡くなった父の一周忌が終わりました。

その数日後、思い立って父の預金通帳をなんとかしようと

銀行に出向きました。

 

父は日々の暮らしに使う普通預金と、

その裏にある定期預金を持っていました。

普通預金のほうは父が亡くなった後

ATMで下ろして母の口座に全額移しました。

 

問題は定期預金。

ネットで調べると、いろいろな決まりが出てくる。

もうなんだかわからないよ。

同じ時期に父親が亡くなった友人に聞くと

「遺産分割協議書とか作った?」

などと意味不明なことを言われるし…

ちなみに友人はすごくお金持ちのお嬢さんです。

 

遺産分割協議書とかその他いろいろを再びネットで検索すると

相続人全員の印鑑証明があれば解約できるという情報を得ました。

しかし、確認したけど母は実印を持ってなかった。

 

そこで、無料司法相談とやらにでかけてみました。

母の実印がない場合、今から作ることもできるんだけど

郵便で2往復ほどしなければならず

特養に入所する母にそれができるのか…

(私が手伝ったとしても)

 

できない場合は、司法書士が代行してくれるそうなんだけど

父の定期預金の額(お葬式代と同じ位)では

費用対効果が悪いから、母が死亡したら

私と弟の二人で解約するのがお勧め、みたいな感じでした。

 

実は、父の葬儀の費用は弟が立て替えてくれていて

この定期を解約したら支払おうと思っていました。

相談の結果を弟に話したところ

母が亡くなってからでOKみたいな感じで

口座の解約は先送りになりました。

 

それが、なぜか、一周忌が終わって

ふとね、銀行へ確認してみようかな、という気持ちに。

そして銀行に出向いたところ

・父の除籍謄本

・代表相続人(私)の戸籍謄本(父との関係の証明)

・免許証のコピー

・通帳

だけで解約できる!!!!とのことが判明しました。

多分金額がそんなに多くないせいだと思います。

「簡易な相続手続き」と言うことらしいです。

 

無料司法書士相談に出向いた際は

父の普通預金に少しばかりの残高があって

それと合算すると「簡易な相続手続き」を

超えてしまっていたのかもしれません。

 

記憶は定かではありませんが

相談に行った後で普通預金を口座から引き出して

母の口座にうつしたんでしょうね。

これも相続のことと言うよりも

母の口座にうつしたほうが便利だからくらいの

理由だったんじゃないかと思います。

 

ま、とにかくです!

戸籍謄本などの費用だけで無事解約することができました。

 

それに気をよくした私。

5000円弱しか残高がない信金の普通預金の解約にも

乗り出しました。

こっちはATMで下ろしてもよかったんだけど

なんかね、勢いって言うか…

 

信金では必要な書類が少し異なっていて

↑の銀行の書類の他、私の印鑑証明が必要でした。

ただ、↑の銀行では窓口で手続きしたので

戸籍謄本などはその場で返却してもらえ

郵送で手続きを行う信金の手続きに使いまわしが

可能でした。

こちらは書類を揃えたら「相続センター」へ郵送

その後書類が郵送されて来て、また書類を郵送するそうですが

そんなに手間はかからないでしょう。

 

滞っていたことが思いがけずスムーズに運び

とても気分がよくなりました。

この調子で弟にお葬式の立替分を返金しよう!と

お葬式の代金を確認すると、

あれ?足りない…

なんで?

 

これも記憶がごちゃごちゃになっているのですが

父の普通預金+定期預金>お葬式代

だったのは間違いないです。

ただ、父の普通預金は実家の片付けに

あらかた使ってしまって、これが思いの外高くて

ここ参照)

残金はわずか。

お葬式代>父の普通預金の残金+定期預金

となってしまっていました。

 

それなのに、父の定期を下ろせばお葬式代が払える

という認識は更新されず

あれれれれ、な事態になったわけです。

 

がっくりして弟にその旨伝えると

「ある時払いの催促なし。

お金がなければ返金不要」

と言う大変太っ腹な返事が来ました。

 

ありがたいお言葉に甘えることにして

定期を解約したお金は母の口座に入れました。

弟への返金は先延ばしになりましたが

気になっていたことを解決できて

とてもよかったです。

 

もし、親の遺した定期預金が少額なのに

相続人の印鑑証明とか整わなくって困った~な人がいたら

参考にしてもらうとうれしいです。

どうやって、ここにたどりつけるのかはわかりませんが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 夫のテレワークはストレスの素 | トップ | とっても大変なGoToキャンペーン »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
猫のひたい様 (mitu )
2020-07-12 10:05:07
初めまして・・・
北海道札幌市に住んでいる80歳の婆です。
ブログをよんでいて、本当に身につまされる事です。
あふれるほどの財産をお持ちの方はそれなりに大変と思いますが、なければ無いでまた悩みます。
内も今年の3月28日に主人を亡くしましたが、
主人が様態が急変して病院に搬送されて1か月入院、
ちょうど危なくなって来た時が年金の入る月でした
この年金で私ども夫婦は生活していましたが、
もし年金が入る月に主人が亡くなれば通帳は凍結されておろせなくなりその年金は財産となり財産贈与となるそうで、それに税金がかかると言う、そんな馬鹿なと慌てましたそれでどうしたかと言うと通帳を解約してもしもの時には年金が主人の通帳には入らず、年金機構にもどるのです。
全部嫁と娘が手続きに奔走して呉れました。
葬儀はコロナで誰も身内を呼ばないで本当の家族だけですまし葬儀代は少なくて済み何とか、お香典で葬儀をすますことが出来ました。
3月に亡くなった主人の年金は今度は私に遺族年金として出ますが、やっと6月に遺族年金は出ましたがその前に凍結して主人の通帳に入らない分は今月やっと7月に出てくれるそうです。
葬儀の残りでやっと食いつないでいましたが、
少なくても6割と言いますが遺族年金やっと普通の生活が出来ます。
主人がいたから遺族年金がもらえるという事はほんとうにたすかります。
仏壇の前で主人とコーヒーを飲みながら、
ありがとうと何時も声を掛けています。
長くなり申し訳ありませんでした。
返信する
Unknown (chabonosuke)
2020-07-14 12:38:46
mitu様
コメントありがとうございます。
mituさんはご主人を亡くされたばかりとのこと、お悔やみ申し上げます。

本当に銀行や年金の手続きはいろいろとあって大変ですよね。
説明してもらっても、よくわからなかったり…
葬儀で疲れたところに更なる疲れが増すばかり。
いくらご家族が手続きしてくれても、ご心労があったのではと思います。

我が家の両親は年金で細々と暮らしていたのですが
その中でも家の片付けと葬式代を残してくれたことに
感謝しなければ…とmituさんのコメントを読んで気づきました。

感謝の気持ち、大切ですね。

返信する
Unknown (ぽぽんがぽんきち)
2020-07-14 16:52:30
1周忌でしたか。
早いものですね。
(会おうね、って言ってから会えずに1年ってことだよね・・・)

うちも父が亡くなった時、父の預貯金は母に移行しましたが、相続の手続きは母と妹に任せてしまったので、結構大変だったのね、と思いました。

返信する
Unknown (chabonosuke)
2020-07-18 10:25:39
>ぽぽんがぽんきちさん
この1年、いろいろなことがありすぎて
もうずっと前のことのような気もしてます。

多分、ぽんきちさんのお母さんと妹さんも
大変だったのではと思いますよ。

でもその頃はまたお母さんはお元気だったのかしら?
それだと比較的スムーズにいったかもしれないです。

ま、とにかく自分が死ぬときは
なるべく整理してから死にたいと思ったよ
返信する

コメントを投稿

介護の問題」カテゴリの最新記事