母に偶然会いました。
母は特養に入所しているので、もちろん、
道で会ったとか、スーパーで会ったとかではありません。
その時話を。
その日、私は届けなければならない書類を持って
特養の受付(現在は玄関の外に設置されている)に行きました。
そのついでに、「オンライン面会」について尋ねました。
この特養はオンライン面会を始めたのですが
なんと!家族は特養の1室からオンラインで面会をする、
というシステムなんです、
知ってたけど、
「え~?オンラインなのに家からできないんですかぁ?」
などと事務員さんを困らせていたところ
廊下の奥のほうに見知った老婆が!
職員の方に車いすを押されて玄関方面へ進んできます。
母だ!
とわかった瞬間、事務員さんをそっちのけで
母に向かって大きく手を振りました。
両手で振りました。
玄関のガラス越しでしたが
母も気づいたようでした。
そのまま、車いすを押されて、母、玄関の外に登場。
「なに~、chabonosukeかね~、なに~?」
のようなことを何度も言いました。
押してくださった職員の方も
「え~、娘さん???本当に娘さん?????」
と、とってもびっくりしていました。
一応ね、戸外と言えども1.5メートルは距離をとって
「病院からもらったお手紙を届けにきたんだよう」
などと、なんでそこにいるかを母と職員の方に説明しました。
母は、数回
「なんだねぇ、chabonosukeかね、なに~?」
のようなことをニコニコ笑顔で行った後
「もう、帰んな」
と言ったので、そこで帰りました。
事務員の方には、
「もう会えたので、オンライン面会はなしで」
と伝えました。
面会、これでいいんじゃない?
オンラインとかでなくて、
戸外で入所者と家族が、ある程度の距離をとって会う。
数か月前面会した時は
すごく広い部屋で、ものすごく距離をとって
ビニールの仕切り越しだったのだけど
お互いが大声でないと何を言ってるかもわからない。
変なビニールの仕切りのせいで
母の表情もよくわからない。
意思の疎通とかは最初から期待してないけど
この面会の仕方で、得する人はいるのか、って感じました。
詳しくはこれ↓
お笑い、母との面談 - ねこのひたい (goo.ne.jp)
今回は本当に偶然でした。
施設の方の話では、毎日玄関の外に連れていくわけではない。
その日、たまたま連れてきたところに私がいた、と。
私は私で、病院からの手紙を施設に置きに行くのは
翌日にしようかと思っていたところ
運転中にふと気が変わって
少し遠回りになるけど、このまま寄っていこう、と。
余りの偶然に、これは何かのお告げかもしれない、と思い
「お母さんに会うのこれが最後かもしれないから
お写真撮っていくね~」
と一枚撮影した位です。
しかし、
「縁起でもないこと考えてしまった…」と反省し
母に
「ご飯をゆっくり食べなよ、急いで食べるとのどにつまるからね」
と注意をしておきました
(私が考える現状の母の死因NO1が
「食べ物をのどに詰まらせる」なんです)。
それを聞いた職員の方が笑いながら
「〇〇さん、わかった?ご飯はゆっくりね」
と言ったので、いつもすごい速さで食べてるんでしょうね。
母はわかったんだか、わかってないんだかわからないけど
「わかったよ、わかったから早く帰りな。」
と言っていました。
他人から見ると奇妙で
職員の方がいないと成立もしない会話だけど、
これが私と母の「いつも通り」。
そして、この「いつも通り」は私をとても愉快な気持ちにさせてくれました。
ありがとう!偶然!!!
施設の方のご厚意で面会が戸外でできてるんだね。
ちょっとうらやましいです。
寒い季節だったらどうかと思うけど
陽気のいい今の時期は「戸外の面会」を
スタンダードにして欲しいです。
ここ数回、私は同じ方法で母と面会しました。
偶然、じゃないのが違うだけ。
届け物をするために母のお世話になっている施設に行くと、職員さんが玄関まで母を連れてきてくれる、という方法。ソーシャルディスタンスをとって、会話になってるんだかなってないんだか、の会話を少々、って感じ。
施設内でオンライン面会するなら、これでいいじゃん、って私も思うわ~