茶々ミ’s Blog 第二幕

日々のあれこれピョンピョンと。。。

屋根の上の奥様ゾンビ

2011年03月05日 | うさぎ

アメリカってところはやっぱりやることなすこと全てアメリカ的です。

 カリフォルニアで起こったことなのですが、車の屋根に奥さんを乗っけたまま高速道路を160キロのスピードで疾走した男(旦那さん)が捕まったそうです。

 

「ほう、なんで、また? 風を感じたかったん?」

 …な、わけはないでしょ。

「わからんよ、アメリカやもん。西海岸やもん」

 

ほっときましょう。で、どうしてかっていいますと、どうやらお家でふたりは夫婦ケンカになっちゃったそうです。それで、「Not talking! (もう話しにならん)」と、旦那さんはお家を飛び出し、車に飛び乗ったそうです。で、そこで少し冷静になろうと頭を冷やしていたのですが、ご立腹がおさまらない奥さんが追っかけてきて、ここでは紹介できないお下劣なお言葉で旦那さんを罵倒しながら車を蹴ったり殴ったり、それはもうジェイソンに襲われているように怖かったそうです。「shit」「F●●K YOU!」「A●●」[a●●hole」ets.....

 そして、旦那さんが車から出てこないものだから、ついには奥さん、フロントに回り、ゾンビのようにボンネットに這い上がりフロントガラスに張り付いたそうです。もう、旦那さんはたまりません恐怖におののき、思わずキーを回しアクセルを踏み込みました。それでも奥様ゾンビはフロントガラスの張り付いたまま。旦那さんは闇雲に右に左に急ハンドル。キュルル、キュルル、きっとそれを傍からみるとアクション映画の撮影でもしているのだろう、と思えるくらいの光景だったのでしょうね。で、それを何度か続け、ふっと気付くと奥様ゾンビはフロントガラスから消えていたそうです。それは悪夢から醒めたみたいに。

  でも、やっぱり夫婦です。「It has shaken off...(「振り落としてしまった、、、)」旦那さんは急に奥さんが心配になり車をゆっくりと停めました。そして外に出ようとしたときです。上からヌゥッと奥様ゾンビの顔が降りてきたのです。奥様ゾンビは振り落とされるどころか、いつのまにかに車の屋根に張り付いていたのです。

 旦那さんは開けかけていたドアを即座にしめ、再びキーを捻り、アクセルを思いっきり踏み込みました。そして、もう、旦那さんは捕まるまで自分がどこをどう走って来たのかすらわからなかったそうです。実際、捕まったときだって、何度も白バイに警告されたのも耳に入らず、パトカー3台に追いかけられていたこも気付かず、やっと気付けたのは、奥様ゾンビを屋根に乗せ、160キロで疾走する車を、回り込むように追い抜いて、白バイから降りた警官が自分に銃口の向けているのが目に飛び込んできたときだったそうです。

 銃口に気づいた旦那さんは急ブレーキを踏みました。車は警官のほんの1フィートまえで停まりました。するとそれと同時に、急に『G』から解き放たれた屋根の上に奥様ゾンビは警官の頭の上をヒューっと飛んでいったそうです。めでたし、めでたし?

 

「マンガやな。で、夫婦ケンカの理由はなんやったん?」

 …それが、

「それが?」

 …もう、わからない、だそうです。

「そんなもんだな」

 …そんなものです。

「では、寝ますか?」

 …そうしましょう。

「たまには一緒に寝る?」

 …寝るか!

 

 

 

それではおやすみなさい。夫婦ケンカ最中の夫婦さんがいらっしゃいましたら、程ほどに。

「いってらっしゃい」の方は、くれぐれも奥様ゾンビが車の屋根にのっかった車にはお気をつけて、いってらっしゃい。

 

茶々ミ



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