初めて子どもを 他人に委ねた環境。。。
3歳の誕生月から 卒園までの 3年7か月余り、
公立保育所で お世話になりました。。
綺麗&清潔・・・とは言い切れない印象でしたが、
それは!
古い施設だった ということからの負のイメージで、
幼い子どもたちが
朝から 8時間~10時間(=個人差)を過ごすための
最低限 but 最大限 の環境はあった、と思うのです。。。
とは言うものの、
預ける必要があるから預けるわけですが、
(お昼寝用の)お布団一式 & パジャマ & お着換え などなど
一人ずつの整理ダンスがあって
わが子の荷物をそこに収めるときには
なんだか
どこが わが家か・・・解らなくなってしまうのでは
と 淋しくもあり、罪悪感とともに悲しくもなりました。。。
けれども!
わが家の決断 なので、
子どもにとっても 当たり前の日常になるよう、
親は つとめて淡々と、日々を過ごすようにしていました
《エピソード》
ある保母さんが、
働くママの先輩というご自分の経験から、
『規律』を守ることに頑張りすぎて
一日を振り返った時に、
「あれも これも できなかった」と嘆くのではなく
例えば、
夕飯の時間も、 お風呂も、 寝かしつけも、
大枠のなかで
「大体・・できていた」というくらいの気持ちの方が
お母さんも楽で良いと思うわよ
そう、仰ってくれたのです
できる日もあれば、
できない日もある!
そこに(親子共々の)体調も関わってくるし。。。
また、
ある先生は。。。
お子さんの今(Now)を楽しんでね
毎日 毎日、
瞬間 瞬間 を 楽しめばいいの
そして!
一番の親ばかになってね
親ばかになる という発想は
その時の私には新鮮でした
親ばか・・・という言葉のニュアンスは 安易な感じもしますが、
いわば、
わが子を ポジティブに認めてあげる
一番の応援団になる
ということ。。。
これが・・・、
なかなか できそうで できない・・・、
究極のテーマのような気もするのです。。。
保育所での歳月は
母親としての 私の心の礎を築いてくれた
そう言っても過言ではありません
先生方の言葉は、
いつも 私を安心させてくれるものばかりでした
親の愛情は
お金と時間を多くかけることのほうがよい
とかではなく、
例え少ない時間でも、
一緒にいる時間をどれだけ濃厚に
関わることができるか だと思うよ
一日の短い時間でも
その時間で 子どもに親の愛情が伝われば
それで いいんだよ
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他家の子育てを多く見る機会はあったものの、
そこで見ていたものとは異なる環境が
保育所 にはありました
目から鱗 のような状況を 受け入れる ところから
生命力=自力 というものが芽生えるのかも