【染・裁・色 工房&Cafe 蘭布】

リメイク&お直しの店
1~20日:脳トレCafe、憩いの広場、体験、教室
月末1週間:Cafe、ランチ(予約)

*家系はお店屋さん!?

2006-04-15 09:48:55 | Weblog
雑貨屋さんをはじめた私の家系は、果物屋さんだったのです。

母方の祖母、照子の祖父は大阪の中央卸売市場で青果業を営み、当時は高級品だった
バナナの輸入卸などをしていました。

そして照子の父は家業を継ぎ、兄弟で阿倍野と上本町六丁目の近鉄百貨店で青果店を
まかせれることになりました。

今でも中央卸売市場と上六の近鉄百貨店の青果店はそれぞれ家業を継いでがんばって
おられます。

照子の旦那である鼎は亡くなってから10年経ちますが、鼎の祖父は水道屋でした。
鼎の父、徳三郎は大阪の天満で鉄工所を経営し、1人息子の鼎の別荘として購入した
茨木の地でも鉄鋼所を始めましたが終戦後しばらくして閉業し、貸ビル及び借家業を
営みました。可愛がっていた息子が戦争に駆り出されることになったため、
淋しい想いをよく家族にぶつけていたそうです。

しかし、徳三郎は仕事熱心で先見の目があったらしく、そのおかげで私たちはこの地に
住むことができ、お店を開くことができたのです。

ちなみに私の父方の先祖は長州藩主で毛利藩家老だった國司信濃守で武士でした。
山口県の萩市にお墓があります。
父の祖父は宣真学園を創立し、その息子は音楽と油絵が好きな小学校の先生でした。
父が5歳の時に結核で亡くなってしまいました。

私も2歳と5歳の息子がいますが、この時期に一家の主を無くした子供と奥さんの
胸中ははかりしれません。

父の実家は725年から伝わる池田の久安寺です。家業がたいへんできっと幼少時代に
親に遊んでもらっていなかったと思うのに、父は私が幼い頃よく遊んでくれました。
私も子供たちに淋しい想いをさせないよう心がけたいと思います。

昔のことを調べてみると色んな発見があっておもしろいですね。
色やデザイン、音楽が好きなことやお店をしたいと思うことは遺伝なのかもしれません。
この次はお店の紹介をさせていただきます。
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*いろんな手続きについて

2006-04-14 00:01:34 | Weblog
雑貨店&Cafeのお店をするためのいろんな手続きです。

●「開業届」の提出
   営業してもよい土地かどうかを調べ、市役所で手続きします。共同経営の場合は
   経営者すべての人が届出ないといけません。(確定申告のため)

●「飲食店営業」の許可申請
   保健所で手続きします。
   
   紅茶やコーヒーをはじめ、お抹茶、ジュースなどの飲み物(お酒以外)を飲んで
   もらうなら、喫茶店営業の許可がいります。
   
   ケーキかクッキー、パン、おかずなどを店で食べてもらう場合は、飲食店営業の
   許可がいります。
   
   大きな店でも小さな店でも、メニューが多くても少なくても、お客様に飲食して
   もらって営業をする場合は許可がいるのです。
   
   洋菓子や和菓子、パンを製造し、店頭販売する場合は、飲食店営業の許可以外に
   菓子製造業の許可がいります。
   
   おかずの場合は飲食店営業の許可をもっていれば、店頭販売することができます。
   ただし、おかずの卸をする場合は、惣菜製造業という許可が必要になります。
   いずれも手続きは飲食店営業や、喫茶店営業の許可申請をする場合と同じ方法で
   むづかしくありません。

   将来可能性があるなら、それに合った許可も取得しておくほうがいいでしょう。
   他にも色んな営業の許可があるので見ているとおもしろいです。

   また、申請にはいくつかのポイントをクリアしていなければなりません。
   例えば、自宅用と店舗用の調理場を分けるとか、調理場や作業場から直接トイレに
   行ける構造はダメだとか、連続2槽以上のシンク(下用と上用)がいるとか、
   他にも色々あります。
   工務店の方にしっかり伝え、工事完成の2週間くらい前には申請をしましょう。

   申請書の他にお店の地図や平面図、食品衛生責任者の資格を証する書類が必要で、
   登記簿謄本または抄本がいる場合もあります。

   食品衛生責任者の資格がなくても、6時間/日の講習を受講すれば大丈夫。
   頻繁に講習会が開催されていないので早めに申し込みしましょう。
   会場にたくさんの同志が来られていたので心強かったです。
   
●「古物商」の許可申請
   アンティーク小物や着物などの古着を扱う可能性があったので取得しました。
   盗難品を売買するのを防ぐということにつながります。
   これは警察で手続きします。

●仕入れ
   名刺、看板が写った店の写真、商品を陳列している写真がないと仕入れさせて
   もらえなかったり、初回の取引は最低○万からの購入でお願いしますとか、
   大量に購入すれば割引が大きいとか、紹介がないと取引させてもらえない店とか
   色々あります。いづれにせよ名刺は作りましょう。

色々書きましたが、もしこれらの申請をしていなくても看板を出さなければ自宅で
お店が開けるのでは?と税理士の方が言われてましたが実際はどうなんでしょうか?
また、実店舗をもたないネットショップさんは仕入れの価格で商品を買えているのか?
ご存知の方教えてください。

文字ばかりで読むのが大変だと思うので(私は活字は読むの苦手なんです)
最近の作品を紹介します。

麻ひもでむすんだマクラメポシェット


近くで見るとこんな感じ


この次は私の家系はお店やさんだった!?というお話です。
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*どこで店をするか・・・

2006-04-13 01:52:18 | Weblog
まず、どこで店をするか。

ナチュラルにこだわって建てた築5年の自宅リビング ←今流行?の「おうちCafe」
自宅リビングにコーナーを設けて委託販売をする ←いわゆる「フリマBOX」
自宅庭を開放してイベント的にお店をする ←ガレージセールとでもいいましょうか

これらは家に居ながらにしてお店屋さんができるので楽かなと思ったけど、自宅と
お店の境界がなく、物品も共有することになり、Cafeで提供する材料の費用面や
毎日掃除しなければいけないこと、家族に安らぎのスペースがなくなるのではないか
ということ、それから、自宅の場所が表通りに面していないので、知り合いにしか
来てもらえそうにないと思ったことからこのプランはあきらめました。

この問題は、建築する時にお店をすることを踏まえて設計しておけばクリアできると
思います。
ただ、毎日営業しない場合はそのスペースがもったいない、プライベートでついつい
使ってしまう。ということになりそうですが・・・

次に貸駐車場のスペースにお店を建てるのはどうか。

これは隣が親戚の家なので騒がしくしてはいけないと思いあっさりあきらめ。
場所を借りてお店をするというのも家賃返済のことを考えてあっさりあきらめ。

では、どこにしようか・・・そこで、いい考えを思いついたのです!

隣には私の実家が建っており、それまでは母が2階でアトリエ兼教室を
していました。今ある車は空車になっている貸駐車場に置けそうです。
そうしたら実家の駐車場にスペースができるではありませんか!

しかし、私は店の前に自転車がおける広場がほしかったので、お店はその奥に建てたい
と思いました。

そのためには両親が手塩にかけた庭やテラス、駐車場の屋根、アトリエを作った時に
取り付けた階段など、取り壊さなければならないものがたくさんありました。
壊さなければならないものはできるだけ再利用できるように考えました。
両親も協力的でこの話は一気に進みました。

アトリエは2階、居住スペースが1階、そして離れの1階にお店・・・不便
アトリエで製作中にお客様が来られても分からない、しかもお店まで遠い。
ということで実家の1階と2階の住居スペースを入れ替える作業が始まりました。
かなり大変。

お店を離れに建てようと考えていたところ、主人の「くっつけたら?」の一言で
「そっか!くっつけたら便利だし広くスペースがとれる!」ということに気づいた
のです。色んな人から意見を聞くことはいいことです。

そして、ある家具屋さんで紹介していただいた工務店さんにお願いすることにしました。
その工務店の社長さんのお父様は母と同じ日本画の先生に習っていた方だったと
後から分かり、縁があったんだな~なんて嬉しくなりました。

営業日についての悩みは、ある雑誌を見て解決しました。
その店は土曜の店。
「そっか!毎日じゃなくていいんだ!」
製作も仕入れも自分たちでするので毎日は営業できないと思っていたからです。

そして母と共同経営のお店は毎月25日から末日までの営業という形になり、
オープンに向けて楽しい準備がはじまりまったのです。

しかしそれは楽しいばかりではなく、苦手な役所や手続きなんかのややこしい準備も
待っていたのです。
つづきはまた。
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*春と秋の病気?

2006-04-11 01:55:32 | Weblog
物づくり好きな私は、春と秋になると色んな雑貨店を見て回っては、自分もいつか
手作り品のお店をしたいなという一種の病気のようなものにかかっていました。

母は染色を40年しており、自宅のアトリエで作品を作っては個展をしたり、
身近な人に買ってもらうということをしていましたが、やはり私と同じように
お店をもちたいなという病気にかかっていました。

毎年毎年「お店したいね」というばかり。その場で足踏みしているだけでちっとも前に
進みません。いいかげんその病気を治さなければと思い、2004年の冬、私の
重い腰があがりました。

1歳の息子をチャイルドシートに乗せ、4歳の兄ちゃんが幼稚園から帰ってくるまでの
4時間、北摂の雑貨店を1日3~4件は見て回り、オーナーの方々に自分の思いを
話したり、色々アドバイスを聞いて回りました。
お昼ごはんはおにぎりを運転しながらかぶりつくなんて時も・・・

どうやったらお店ができるんだろう?ということを図書館で何冊も読んで調べて
いくうちにだんだん思いが強くなり、いろんな人たちの心温まる応援があって、
ようやく2005年5月25日に開店することになりました。
私たちの場合、「お店の開店」は夢の実現というより、夢を実現させるための
やっとスタート地点にたどりついたといった感じでしょうか。

お店をするにあたって場所や営業日などの悩みもありました。
この次お話しますね。
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*はじめまして!

2006-04-10 00:52:08 | Weblog
cheekyです、はじめまして。イギリスのチーキーベアが好きで名前が千晶ということ
からチーキーという名で物づくりをしています。

去年まではごくごく普通の主婦をしていましたが、長年の夢であるお店を
大阪の茨木市というところでオープンすることにしました。
月末1週間だけ営業の小さな隠れ家的なお店です。

店の名前は「蘭布」と書いてらんぷと読みます。母が染める和風ではないイメージの
染色小物がメインで、麻のバックやダブルガーゼのルームシューズなど、
手作り品やナチュラル雑貨を置いています。
最近は選りすぐりのレースやボタンも人気です。

5月25日で1年を迎え、その記念イベントで手作り雑貨の好きな方たちによる
フリーマーケットを開いてくれることになりました。日用品もあります。

この次は、お店を開いた動機やいきさつなどをお話したいと思います。
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