はぁ〜さてと
ちょっとため息混じりの主治医とわたし
この先の治療を2人で悩む
ここでは素直になれる
それだけで気が休まる
つらいと…声にしてもいいんだと
主治医の言葉…主治医の魔法の言葉
本日も有給休暇のゴルフです
いいですね
あちこちいろんなところへ出かけ
気分転換しないと
お仕事大変だそうです
昨日までなにも言わず
朝駅まで送ろうと起き上がったら
「ゴルフ行ってくるから起きろよ」
そう言って消えて行った
わたしは今日
主治医の病院の日なの
わかってるのに…その車で
ゴルフなんだな
勘弁してほしい
どれだけ勝手なんだろう？
なにがわたしの体が心配で…？
ずっと長く病気だと…
それがずっと治らなくて悪化してると
扱いもぞんざいなのかな？
へんに優しくとかいまさら
欲しくはないけれど
せめてわたしの通院を
乱すことはやめてほしい
予約変えろよ
もしわたしが車のことを言ったとしたら
そう言ったんじゃないかと
思えるのがまたいう気がなくなる
都合のいい奥さんがほしいんだ
わたしじゃなかった
ほしかったのはわたしじゃなくて
都合よくつかえる
従順な部下？家来？
ちょっと違ったのは
わたしが予想より出来が悪かった
電車だと時間もかかるし
乗り換えも多くてバスも本数少なくて
この体だとくたくたになる
だけどゴルフということは
夜ご飯のこと文句言われる可能性あるから
ちゃんと作らなくては…
手抜きは許されない
長男の塾もあるわ…
早く考えなくちゃ！
わたしの体が壊される
わたしの心が戻らなくなる
誰かが助けてくれるわけもない
不安には自分で勝たないといけない
不安でも子供達を連れていく
なにもかも不安になる