毎年の夏の恒例行事となっている、すみだ区民音楽祭に今年も行ってまいりました。
勿論、お目当てはY先生率いるシューベルト・コーアの皆さんの合唱。
ノービレの皆さん8人で待ち合わせをして、始まる前にちょっと寄り道。
場所は、先日下見に行った、10月の打ち上げの場所。
美味しいランチをいただき、おしゃべりに花も咲き…。
あっという間に時間が近づき、いざトリフォニーへ。
ここのところお天気が怪しいですが、台風にも何とか当たらず、開催日を迎えられてよかったですね。
10月の本番のために今年は2階席から鑑賞してみました。確かに舞台が奥までよく見えますね。
定刻となり、シューベルト・コーアの皆さんが登場です。
真っ白なドレス。壮観ですね。そこにライトブルーの大ぶりのコサージュ。
譜面のカバーもライトブルーに統一して、清楚な雰囲気でとても綺麗でした。
始まりは、シューベルトの『セレナーデ』
こちらはシューベルト・コーアのテーマ曲なのですね。
しっとりとしていて、でも情熱的で、シューベルト・コーアにぴったり。
次は、曲の背景、物語の説明を先生がお話ししながら始まる『白鳥の湖』。
キーボードがとても効果的な『序奏』に始まり、白鳥のかわいらしさが歌に出ている『白鳥の娘たちの踊り』、『四羽の白鳥の踊り』と続きました。
『四羽の白鳥の踊り』は、私でもよく知っている曲ですが、改めてテンポ、リズムが何気なく難しい曲なのだなぁと。ピアノとキーボードと歌とさらりと綺麗に合っているけれど、誰にでもできることではないですよね。
『王子とオデットの愛の歌』これはピアノとキーボードの出だしが聴きごたえありました。ロマンティックな物語にぴったりで、バレリーナの姿も目に浮かぶような、合唱が素敵でした。私の中では、今回の白鳥の湖の中では、これが一番好きになりました。
『情景』は、私もよく知っている有名な曲。迫力もあって、高音の響きと、丁寧な歌声から切なさを感じました。
『小さな白鳥達の嘆き』『終曲』へ。
盛り上がる合唱に合わせてピアノと、たった一台のキーボード、そしてパーカッションが寄り添って迫力満点のそして情緒的な白鳥の湖を聴かせていただきました。歌で表現する白鳥の湖は、バレエとはまた違った魅力があるものですね。
残りの二曲は、オペラ。こちらは10月の定演でも演奏されるとのこと。楽しみですね。
ルサルカから『月に寄せる歌』
最近まで知らなかったこの曲ですが、とてもとても心に染み入る一曲です。
冒頭から幻想的なピアノに魅せられました。歌が始まる前の先生の説明通り、月を見上げる水の精の姿も心に浮かびました。優しい気持ちで歌ってるのでしょうか。シューベルトコーアの皆さんからそんなやさしさも感じ、強さも感じられました。
間奏のピアノ、キーボード。。とっても素敵でした。
最後は、トゥーランドットから『誰も寝てはならぬ』
なんという迫力でしょう。そしてとっても難しい曲ですよね。
ピアノ、キーボード、パーカッションの少人数と思えないほどの演奏に、歌もやはり全く負けていない大迫力でした。
先生の説明にあった王子の情熱的な気持ちが表されている演奏に、歌に、最後まで魅了され続けました。
終わってすぐに、もう一度聴きたいなぁと思いました。
が。。あっという間に終わってしまいましたね。。
最後はアンコールの『乾杯の歌』
昨年の森のホールで一緒に歌っていただいたことが思い出されますが、今日のこの合唱だけの方がよかったのでは?と、思ったり。。
軽快で、かっこいい歌声でしめくくっていただき、さわやかな気持ちで会場を後にしたのでした。。
今年もとても素晴らしいものを聴かせていただきました。
先生の曲の説明、物語の背景についてのお話は、今回もとても分かりやすく情景を浮かべながら歌も演奏も聴くことが出来ました。
楽しいひと時をありがとうございました。
furu