ひとばしら

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クルマの費用、買い替え時期

2023-01-05 09:15:24 | 自動車

クルマを買い替えるに当たり、何年乗った車であれば妥当と言えるものなのか計算しようとしてみた。

1. 定期的に発生する税金、車検、保険費、燃料費→固定費 と考えられ、このテーマには影響なし。

2. 保有期間月当たりの車両費用→当たり前だが持っていればいるほど小さくなっていく。

3. タイヤ買い替えや車両の修理費など、その車両を保有し続ける事で生じる固有の費用→当たり前だが持っていればいるほど嵩んで大きくなっていく。

 

上記"2."と"3."の差から買い替えて良いと判断できる保有月が計算できるかなと思ったが、そもそも買い替えの際には次の車両の購入費が生じるので、乗り続ける方がどうしたって費用は抑えられるのだ。修理費で新しい車が買える、と明確に判断できる場合は除いて。

そのため、買い替えたい気持ちの肯定または否定のための目安程度にしかならないが、

 

1. 定期的に発生する税金、車検、保険費、燃料費の月当たりの費用

今の普通車に掛かる税金、車検、保険をどんどん累積し保有経過月数で割った値を縦軸に、保有経過月を横軸に取ってみると下図。払った月にピンと増加し、経過月で割るのでこのような推移。最終的に月当たり約9000円で飽和すると考える。

これに月の燃料費、例えば1万5千円とすると、車を保有し続ける事で月2万4千円が発生し続ける。これは車両買い替えに影響しないので参考まで。

 

2. 保有期間月当たりの車両費用

車両費用(100万円から400万円)を保有から経過した月数で割った値を縦軸に、一般的に車両寿命は年数で語られるので横軸を保有年数にすると下図。縦軸は〇年目の最終月の値でありそれ以前であればこの値より大きい。

面倒なのでグラフ省略だが、例えば7年目には400万円で購入した車は月当たり約4万2千円、200万円で購入した車は月当たり約2万1千円の負担という事ととなる。

※車両購入に当たりローンを利用した場合の利子等は当然含まれていない。

       

この計算より、保有年数に応じて月当たりの負担がどれ程小さくなるかを更に計算するとこう。

例えば7年目には400万円で購入した車を持ち続ける事で月当たり費用を約6千円、200万円で購入した車は月当たり費用を約3千円小さく出来る事となる。

   

 

3. タイヤ買い替えや車両の修理費など、その車両を保有し続ける事で生じる固有の費用

この費用が、"2."の持ち続ける事で得られる費用低減効果を上回ってしまう場合、買い替え時期の目安として良いのではないか。

例えば、スノータイヤを約8万円で買い替えて5年使用すると月当たりの費用は千円強。しかし、そのスノータイヤを使い切らないうちに車両を買い替えると不要な出費となるので、低減効果が1000円になる年数が経過していれば車両の買い替えを検討して良いのではないか、という感じで。

こう考えると、300万円位の車両を13年目以降買い替え、とたまたまだが一般財団法人  自動車検査登録情報協会の直近の統計データ13.84年』に近い値となった。

(この統計値より、約14年乗って月々負担2.4万円+1.7~2.2万円=約4~4.6万円が自動車保有1台にかかる一般的な費用なのかな。いや、保険はネット保険で契約しているが一般的とまでは言えないのでもう少しプラスだろう)

 

ただし、実際は車両買い替えが最も大きな出費なので、持ち続ける事がどう計算しても出費を最も抑えられるはず。

ネットを検索したり、ディーラーでも、短期での買い替えを勧めてくる場合があるが、基本的に出費は大きくなる。

 

しかし、ライフスタイルが変動しやすい若いうちは値落ちの大きい車両を買って買い替えるより残価設定を利用する方が出費を抑えられる場合もあるかもしれない(自分は若くないので遡って計算するのが面倒なので略)。また、ライフスタイルの変動に依らず絶えず新車を乗り換えたい場合も残価設定クレジットを利用するのもありなのだろう。1台を長く乗るより確実に出費は大きくなるのだが、自宅を購入するか、賃貸とするか論争にも似ている。

または最近であれば、ライフスタイルが変わりやすい若いうちはトヨタKINTOというサービスが非常に魅力的な値段と思える。7年契約をさっと計算すると、購入と同等または安くなるように思える。KINTOは車両の買取りを認めておらず、これはトヨタ認定中古車としてある程度利益を乗せて捌けるというトヨタの自信の表れなのだろうと思われるが、誰も損は無く三方よしというやつでは無いか。長く持とうという年になった際に任意保険の等級が最低級から始まり、保険費用がやたら高額になりそうなのが懸念点か。

ホンダ楽まるも似たような感じだが、計算していない。他のメーカーはここまで踏み込んだサービスは現時点提供されていない。

いずれも1台を長く乗るより出費は大きくなるが、乗換えが必要となるライフステージでは余計な出費を抑えられる可能性がある。

 


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