SPC, 管理図は考えれば考える程、役に立つものと思えない。
この辺りに全く賛同出来る。
この辺りの研究の背景からも、一般的に現場では使われていない事が分かる。その成果は確認されないが。
管理図は抜き取り検査が前提なので、抜き取り検査に引っかからない不良は流出する。
→ 不良の流出防止策にはならない。
工程が安定している事の確認を目的としているが、多品種少量生産の工場では傾向を見ている間に次の品種に段替えするので、傾向管理には役立たない。
突発的に管理規格を超えるかどうか見るのであればグラフは不要、ただ無駄なお絵描きごっこであり数値判定だけで良い。
そもそも、不良を作る前に異変に気付く等格好つけるなら、工程のアウトプットである品質特性では無くインプットである製造特性を抑えるべきではないのか。品種毎に変わる製造特性では無く、自主点検や保全で確認する一定の特性を対象とするならまだ少しは意味があるのではないか。人の健康診断的に。
工程・設備が理解出来ていないと抑えている特性に意味が無いという空振りのリスクがあるか…。
だから、AIAGリファレンスマニュアルには工程の理解が重要と書かれているのか。しかし品質特性だけ見ていても意味は無いのだが。
いずれにせよ実践なき品質学者?の論理を真に受けるのは、
ムリ→改ざん
ムダ→形骸化
ムラ→手抜き(クレーム)
と品質にただただ有害な事にしかならない。
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